6月23日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、日本ハムの“4番候補”と目される万波中正、清宮幸太郎、野村佑希の3選手が揃い踏みする形で大活躍。早くも野球ファンの間で話題となっている。
【映像】ホームラン王・万波、“技ありの一撃”が炸裂した瞬間
まず初回、1死一、二塁で打席に立った“現4番”の万波は、ロッテ先発・種市篤暉が、カウント3-1から投じた5球目、外角低め、やや厳しいコースへの150km/hのストレート上手くライトへと弾き返し、タイムリーに。チームに貴重な先制点をもたらすと、2-0、日本ハム2点のリードで迎えた7回、日本ハムは1番・石井一成のタイムリーで3-0とした後で、その石井を三塁に置き、1死三塁から、今度は3番・清宮が力まずにセンターへと弾き返し、4-0。4番の万波に続き、3番の清宮がクリーンナップとしての仕事をする形で、チームに貴重な追加点をもたらすという、なんとも理想的な展開となった。
そして、トドメとなったのは、4-2、2点のリードで迎えた8回、この回、先頭の6番・野村が、代わったばかりのロッテ3番手・東妻勇輔が、カウント2-1から投じた内角のやや甘いツーシームを見逃さずに振りぬき、弾丸ライナーでレフトスタンドへと突き刺さるソロ弾に。万波、清宮と同様、新庄剛志監督が期待を寄せる“4番候補”として相応しい打撃を見せることとなった。
なお、6月30日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの“3人の4番候補”が見せた大活躍について取り上げることとなったが、昨季まで埼玉西武ライオンズの監督をつとめ、“敵将”として3人の成長をチェックしていた野球解説者の辻発彦氏は、「この3人は本当に魅力のある選手でね」と、まずは3人とも楽しみな選手であるとした上で、「野村君は特に、僕は必ず4番を打つバッターになると思ってましたけど、今現在では、この3人の中では調子を落としてる選手なんですけど、でもやっぱり素晴らしいバッターですよ。」と、今季の調子は今ひとつであるものの、かねてより野村のポテンシャルに着目し、期待を寄せていることを明かしながら、「もちろん、いい意味でこの3人がそういう4番を奪い合うというかね。チーム内でそういう競争意識を持ってやれば、本当に面白い3人ですよね。」とコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「好不調の波はもちろんあると思うけど、3人一緒に成長しているのはすごいと思う」「この3人が打って嬉しくない訳がない」「万波(23)、清宮(23)、野村(22)普通ならこの年齢で1人でも活躍することが難しいのに3人も出てくるのホンマ凄い」「育成してる選手の成長がよく分かるから日ハム好き」「日ハムの未来は明るいし見てて楽しい。清宮 万波 野村の3人揃っての活躍は嬉しい。新庄監督の競わせ方も流石ですね。」「新庄さんが監督として指導者として有能すぎる」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)