北海道日本ハムファイターズは6月24日、後半戦での巻き返しを図る形で、新たな助っ人外国人選手として、前レンジャーズ3Aの右腕ジェームス・マーベルの獲得を発表。会見でマーベルは、来日までの1週間で日本に関する様々な本を読み漁り、日本の歴史などについて学んできことを明かすなど、早くも“勉強熱心”な優良助っ人の雰囲気が漂うが、こうした積極的な戦力補強について、昨季まで“敵将”として日本ハムを見てきた埼玉西武ライオンズの前監督・辻発彦氏が言及した。
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6月30日にABEMAで放送された『バズ!パ・リーグ』では、マーベル獲得について改めて紹介することとなったが、その際に、番組司会の辻 歩アナウンサーから「日本ハムは結構、獲得期限ギリギリまで動いてくる印象がありますね。」と水を向けられた辻氏は、「やっぱりチームの状況が非常に良くなってきて、選手の補強をしてね、上を狙うぞっていうとこじゃないですかね。」と、現在、リーグ4位となっている日本ハムが、後半戦、さらに上の順位を目指していく上で、チームにとって必要だと考えられる戦力を積極的に獲得しているのではないかとの見立てを示すと、それを受けて辻アナウンサーも「球団の意図も感じるようなね、補強が続いていますね。」と頷くことに。
日本ハムはオフの補強に加え、今季の開幕後も積極的な補強を続けており、たとえば5月には、今季BCリーグ茨城アストロプラネッツでプレーし、“大のラーメン好き”としても話題となったスイッチヒッター、アレン・ハンソンを獲得。その後、6月に入ると宇佐見真吾・斎藤綱記をトレードで放出し、中日から郡司裕也・山本拓実を獲得しているほか、6月30日付でガント、メネズの両助っ人を自由契約とし、支配下枠を空けるなど、さらなる補強を見越してか、その“余地”を残した形となっている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)