昨季まで、埼玉西武ライオンズでは、試合前のスターティングオーダーの発表時に、辻発彦監督(当時)と一緒に、若手選手たちが一緒になって登場し、ユニークなパフォーマンスを披露していたが、このパフォーマンスについて、“主役”であった辻前監督が言及した。
【映像】大人気だった西武の試合前パフォーマンス
6月30日にABEMAで放送された野球番組『バズ!パ・リーグ』では、辻前監督が出演し、昨季とは違い、グラウンドの外から見たパ・リーグについて、様々な見解を披露することとなったが、そうした中で、番組司会の辻歩アナウンサーから「実際どうだったんですか?」と、昨季まで辻前監督と若手選手らが“コラボ”する形で行われていた、試合前の監督紹介の際のベンチパフォーマンスについて水を向けられると、前監督は「これから試合が始まるという、まあ、ちょっとした最後の、リラックスタイムですよね。」と、試合前に一度、肩の力を抜くことできる貴重なひとときであったとした上で、「これはもともとが、この若い選手を僕が連れてきて、必ず僕が紹介されて、礼をするときにね、ベンチの隅から若手3人が、僕に対して帽子をとって、“今日もお願いします!”って、“使ってください!”っていうぐらいの勢いでね、僕に礼してたんで、“じゃあ、お前らもこっちこい”っていうことで。みんなもここでやろうって話になったんです。」と、意外にも選手たちではなく、辻前監督の声かけでスタートしたことを告白した。
このパフォーマンスは、スターティングオーダーの発表時に、辻前監督がビジョンに映し出されることを利用し、山野辺翔・柘植世那・山田遥楓(現・北海道日本ハムファイターズ)らが中心となって行っていたもので、息の合ったダンスや、戦隊モノのようなポーズを披露したりと、そのお茶目でバラエティに富んだ内容から、“試合前のお楽しみ”として、注目&期待しているファンも多かったというが、昨季、『バズ!パ・リーグ』でこの模様が紹介された際には、ゲストとして番組に出演していたお笑いコンビ・トータルテンボスの藤田憲右が、辻前監督が、80~90年代の広岡達朗・森祇晶、両名将が率いる“西武黄金時代”の主力選手であったことを踏まえる形で、「あの時の西武って明るかったじゃないですか。だからこういうのはすごくアリだと思います」とコメント。ファンからもその内容を喜び、称賛する声が多数寄せられていた。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)