千賀滉大は日本人トップタイの7勝で前半戦終了メッツはAS前最終戦でサイ・ヤング賞右腕が粘投するも打線がつながりを欠き2連敗

【MLB】パドレス6－2メッツ（7月9日・日本時間10日／サンディエゴ）

　ダルビッシュ有投手が所属するパドレスと千賀滉大投手のメッツが対戦した試合は6-2でパドレスが勝利した。直前にオールスター（AS）への追加選出が決まった千賀は、当初のローテーションなら今日登板する日程だったが、前回登板でシャーザーと先発日を入れ替え、登板がなかった。

【映像】千賀 “お化けフォーク”連発！

　メッツは通算3度サイ・ヤング賞に輝いているエース、シャーザーが先発。初回にパドレスの主軸・マチャドに3ランを打たれたものの、以降は4回まで無失点、7奪三振と要所を締めるベテランらしい投球で立ち直ったかに見えた。しかし、5回に再びマチャドに今日2本目となる一発を浴び降板。5回100球の粘投も一発に泣き、援護がない苦しい展開となった。

　ゲームは中盤以降もパドレス優位の展開が続き、8回にメッツが2点を返したものの反撃もそこまで。パドレスがAS前の最終戦を勝利で締めくくった。敗れたメッツは2連敗。42勝48敗、ナ・リーグ西地区4位で前半戦ターンとなった。

　これで両チームはオールスター前最終戦を終了。ダルビッシュは5勝6敗防御率4.87、千賀は7勝5敗防御率3.31の成績を残した。7勝は大谷翔平、菊池雄星と並ぶ日本人トップタイ。また、防御率3.31は日本人トップ（2位は大谷翔平で3.32）となっている。このほか千賀は奪三振113をマークしており、これは日本人2位（1位は大谷の132）の成績。

　千賀は8日（同9日）に、ストローマン（カブス）の代替選手としてオールスターに追加選出されたと発表された。日本人選手がルーキーイヤーに選出されるのは2014年の田中将大以来8人目の快挙。大谷との対戦を含めて祭典での登板に注目が集まる。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）