<大相撲七月場所>◇四日目◇12日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭十六枚目・遠藤(追手風)と前頭十七枚目・碧山(春日野)の一番で、際どい勝負に物言いがついた。4分を超える長い協議に館内からは自然と拍手が沸き、解説者も「こんなに揉めることはあまりない」と驚いた様子を見せていた。
立ち合いから強烈な突っ張りを浴びせた碧山。遠藤はいなしてまわしを探るが取れず、出ていく碧山の圧力に押されて後退。土俵際、突っ込んでくる碧山に対して、粘った遠藤が残したような形となった。軍配は遠藤に上がったが、遠藤のつま先が先に着いたのではないかと物言いがつくことに。
土俵上には元大関・魁皇の浅香山親方や元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方ら、審判団が集結。協議は長引き、実に4分以上にも及んだ。ABEMAで解説を務めた元小結・旭道山は「審判員の方々が絶対ですからね。“蛇の目”というのはすごい鮮明にわかるし、でも早く着いたか遅く着いたか、死に体か、という色々なことも考慮しますから、そこが難しいんですよ」と説明すると、「こんなに揉めることはあまりない」と驚き交じりに語った。
長い協議の結果、遠藤のつま先が先に出ていたと判断され、行司軍配差し違えで碧山の勝ちとなった。押し出しで勝った碧山は2勝目。敗れた遠藤は1敗目を喫した。旭道山は「碧山さんの体も少し飛んでいますから、そこが今、もつれましたね」と付け加えていた。
浅香山親方や二所ノ関親方らが参加した“がっぷり協議”に、館内から思わず拍手が発生。ABEMAの視聴者からも「長いなw」「遠藤の1ミリか」「キセノンしっかり見てるな」「魁皇分かり易い説明やな」とコメントが相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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