<大相撲七月場所>◇六日目◇14日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
幕下二十枚目・宮城(二所ノ関)が幕下二十二枚目・徳之武藏(武蔵川)を起死回生の居反りで下して2勝目を挙げた。土俵際のやや劣勢な体勢を跳ね返す大技を決め、華麗に宙を舞った宮城が見事に着地を決めると、館内からは「キャー」と黄色い歓声が。続いて割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。
最初の立ち合いで徳之武藏がつっかけて迎えた二度目の立ち合い。腰に手を当て、ふぅ~っと息を吐いて手を下ろした宮城は素早く右に変わると、徳之武藏の左腕をとって回り込んだ。
しかし、この動きに徳之武藏がしっかり反応。宮城は左、さらに右を差され頭を低く抑え込まれ身動き取れず…かと思った次の瞬間、グイッと体を捻ると、徳之武藏の191センチ、141キロの巨体がクルっと一回転。徳之武藏は仰向けになって背中から土俵に落ちた。徳之武藏の身体に頭を押し付けるようにして自らもクルっと一回転した宮城が大技を成功させると、館内には「キャー」と黄色い声援が響き、割れんばかりの歓声と拍手が続いた。決まり手はすぐに発表されなかったが、後に館内アナウンスで「居反り」と発表された。
沖縄県名護市出身の24歳で、身長172センチ、体重103キロの宮城は日体大相撲部出身。全日本個人体重別選手権大会において、シニア男子85キロ未満級で優勝をしている実力者だ。初土俵は令和三年五月場所で、小兵ながら筋肉が隆起して見事に引き締まった体、さらに端正なルックスから今後が楽しみな力士でもある。
そんな宮城の勝ちっぷりに対して、ABEMAファンからは「回転した」「決まり手何?w」さらには「沖縄の宇良!」「カッコいい!」など驚きと称賛の声が多数寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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