<大相撲七月場所>◇六日目◇14日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
序二段六十三枚目・荒剛丸(式秀)と序二段六十二枚目・松澤(田子ノ浦)の一番で、両力士が勢いよく土俵下に転落。審判を務めていた元関脇・旭天鵬の大島親方に激突するも、大島親方が「気にするな」と心配する力士を気遣う一幕があった。
立ち合い正面から当たった大柄な荒剛丸は、圧力をかけて一気に前進。体重82.4キロの松澤に何もさせず、そのまま押し出して土俵の外へ。
勝負が決した際、両力士は勢い余って転落。土俵下で審判を務めていた大島親方と衝突した。荒剛丸はすぐに「すみません! 大丈夫ですか?」と謝罪すると、大島親方は「俺のことは気にするな!」といった素ぶりで手を上げて庇っていた。
その後、同体ではないかと物言いがつくと、審判団が土俵上へ集結。このとき、大島親方は左足を気にしながらゆっくりと歩き、足を引きずる様子も見せていた。ABEMAの視聴者からは「旭天鵬被弾」「痛そう」「大丈夫か」と心配の声が相次いで寄せられた。
取組は協議の結果、松澤の体が先に飛んでいると判断され、行司軍配通り荒剛丸の勝ちとなった。荒剛丸は2勝目を挙げ、松澤は2敗目を喫した。(ABEMA『大相撲チャンネル』)