<大相撲七月場所>◇六日目◇14日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭十七枚目・伯桜鵬(宮城野)が前頭十三枚目・豪ノ山(武隈)をはたき込みで下し、ライバル対決を制して4勝目を挙げた。気迫溢れる一番に観客は大興奮。取組直後に伯桜鵬は律儀な振る舞いも見せ、その礼儀正しさに「礼が深い」「めっちゃ丁寧」と好感の声も相次いだ。
新入幕同士の“次世代ライバル対決”に熱視線が注がれた。豪ノ山と伯桜鵬は幕内では初顔合わせだが、十両時代に優勝決定戦を含め三番対戦。いずれも豪ノ山が勝ち星を挙げており、伯桜鵬にとっては辛酸を舐めた相手でもある。
六日目、伯桜鵬は前日まで装着していた肩のテーピングを外して登場。初日から5連勝と好調の豪ノ山との一番に臨んだ。立ち合い両者激しくぶつかると、まずは豪ノ山が圧力で攻めていく。だが伯桜鵬も前に出る相撲を見せ、引いた豪ノ山にはたかれても落ちない粘り強さを発揮。最後は再び豪ノ山が引いたところを伯桜鵬がすかさず右からのはたきこみを決めて白星をもぎ取った。ライバル対決を制した伯桜鵬は4勝目。豪ノ山は今場所初黒星となる1敗目を喫した。
取組後、伯桜鵬は勝ち名乗りを受ける際、深々と一礼。丁寧な所作も注目を集め、館内は両者の健闘を称えるように大きな歓声と拍手で包まれた。
豪ノ山の連勝を止めた伯桜鵬の取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元小結・松鳳山は「伯桜鵬、気合が入っていましたね」と一言。続けて「立ち合いも良かったし、引かなかったですね。豪ノ山を引かせましたから、そこが良かったと思います。圧を前にかけているからこそ(豪ノ山が)引きました」と取り口を称賛した。
将来を嘱望される両力士の熱戦に、「喧嘩のような気迫」「師匠ばりの気合勝ち」「熱い」「いい相撲!」「バチバチよな」とファンも大興奮。さらに、深々と礼をするなど“心技体”が揃った伯桜鵬の振る舞いに「礼が深い」「礼がめっちゃ丁寧」と好感を抱く視聴者も相次いでいた。
なお七日目の取組では、伯桜鵬は前頭十六枚目・遠藤(追手風)と対戦。ともに昭和以降最速タイの所要3場所で新入幕を果たした“最速出世対決”が実現する。一方、豪ノ山はもう一人の新入幕力士である前頭十四枚目・湘南乃海(高田川)との対戦が組まれている。七日目も幕内前半戦から目が離せなくなりそうだ。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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