<大相撲七月場所>◇七日目◇15日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭筆頭・翔猿(追手風)が、前頭二枚目・正代(時津風)を押し出しで下した一番では、行司を務めた木村容堂の草履が2度脱げるハプニングが起き、視聴者から注目が集まった。
立ち合いから低い姿勢で相手へと向かっていった翔猿。一方、動きの早い翔猿に対し、正代もしっかりと応戦していく。そんな中、翔猿にまわしを取られた正代が土俵際まで追い込まれると、行司とぶつかりそうになり、木村容堂は履いていた草履が脱げてしまった。
何事もなかったかのように、草履を素早く履き直す木村容堂。しかしその直後も再び正代と接触しそうになり、草履がまたも脱げてしまった。その間に、正代は押し出され、軍配は翔猿に上がった。微妙なタイミングにABEMAの実況を務めた高橋大輔アナウンサーは「物言いはつかない…?」と確認していたが、同じく解説を担当した元横綱・若乃花の花田虎上氏は「(翔猿の足が)残ってましたよね」と冷静に指摘していた。
それから花田氏は「大きい相手に対してまわしを取って、頭をつけながら出投げを打っていって出ていくというのは、相撲の基本ですから。翔猿は良い相撲でした」と翔猿の取組を称賛していた。
また2度ほど草履が脱げた行司の姿に対して相撲ファンは「行司さんの草履2度脱げてたんだ…さばきながらも履き直すとかすごい」「行司の草履が脱げるほどの熱戦ッ!」「なんというアクシデント」「履き直してまた脱げる」などの声をネット上に寄せていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)