【MLB】カブス5-11レッドソックス(7月16日・日本時間17日/シカゴ)
カブス・鈴木誠也外野手が「6番・ライト」、レッドソックス・吉田正尚外野手が「5番・レフト」でそれぞれ先発出場を果たして日本人対決となったこの試合、レッドソックスの主砲、デバース内野手の本塁打とファンの“好返球”がファンたちの間で大きな話題となった。
1回表のレッドソックスの攻撃。1死一塁という場面で打席に入った3番打者のデバースはカブスの先発スティール投手と対戦。カウント0-2と追い込まれたところでレフスナイダー外野手がけん制でアウト。レッドソックスとしては最悪の展開となってしまった。
さすがオールスター選出投手と言わんばかりのフィールディングを見せたスティールだったが、ここで意地を見せたのがデバース。デバースが3球目に投げた外角低めの133キロのスライダーを見事にすくい上げてみせた。
高く打ちあがった打球はセンターフライになるかと思われたが、風に乗ってぐんぐん伸びていくとそのままスタンド前のフェンスにギリギリ到達。センターを守るトークマン外野手もグラブを伸ばしたが、その上をボールが通過していったため、記録は本塁打。レッドソックスが主砲の一振りで先制する形になった。
注目したいのはこの後のカブスファンの行動。ホームランボールを掴むと怒りに任せてグラウンドへ返球。敵チームのホームランボールをグラウンドに返球するというのは日本でもよく見られる光景だが、実はこれは“パフォーマンス”であると実況で紹介された。
リグレーフィールドで行われるゲームでカブスファンは、あらかじめ新品のボールを持参し、ホームランボールをゲットした際にホームランボールではなく、持参したボールをグラウンドに投げ返すのがお決まり。知られざる豆知識に視聴者も「面白い文化があるんだな」「やるなカブスファン」などと感心しているコメントが見られた。
さらに注目されたのがカブスファンの“強肩”。ファンによってグラウンドへ投げ返されたボールは外野を大きく超えてショート付近にまで到達。助走なしでこの距離を投げたというナイススローに「肩強いw」「投げ返すの好き」「強肩やん」と視聴者たちも驚いていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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