【MLB】カブス5-11レッドソックス(7月16日・日本時間17日/シカゴ)
カブス・鈴木誠也外野手が「6番・ライト」、レッドソックス・吉田正尚外野手が「5番・レフト」でそれぞれ先発出場を果たして日本人対決となったこの試合、吉田が今季11号本塁打を満塁弾で飾った。
【映像】吉田正尚、打球速度177キロの弾丸ライナーで11号満塁弾!鈴木誠也の頭上を通過
5回表のレッドソックスの攻撃は先頭打者のウォン捕手のヒットに始まり、続くチャン内野手もヒット、1番打者のレフスナイダー外野手がレフトへのタイムリーを放って追加点を奪うと、2番打者のターナー内野手もライト前にヒットを放って、無死満塁という状況を作った。
その後、この日既に2安打のデバース内野手を迎えたが、ここでカブス先発のスティール投手が踏ん張り、デバースを三振、さらにデュバル外野手をサードへのファールフライに打ち取って2死満塁という場面で吉田に打席が回ってきた。
第1打席はサードゴロ、第2打席はハーフスイングを取られて空振り三振と振るわなかった吉田だが、この打席ではスティールの得意球であるスライダーに手を出さず、カウント2-0に。そしてスティールがストライクを狙って投げてきた3球目のストレートを完璧に捕らえた。
打球はライナー気味ながらスタンドへグングンと伸びていき、ライトを守る鈴木の頭上を打球速度110.1マイル(約177キロ)という超高速で通過してそのままスタンドイン。そのあまりの打球の速さに鈴木も追うのを早々とあきらめるほどだった。
吉田にとって3試合ぶりの一発は飛距離381フィート(約116.1メートル)のグランドスラムに。この一発を含め、レッドソックスはこの回一挙に5点を奪うビッグイニングとなった。
「吉田さん、すげえな……」と、1学年上の“先輩”に対し、鈴木も思わずつぶやいていそうな吉田の豪快な一打だった。なお吉田は第4打席に2点タイムリー三塁打、第5打席もライト前ヒットを放ち、5打数3安打6打点と大暴れした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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