<大相撲七月場所>◇中日◇16日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭三枚目・翠富士(伊勢ヶ濱)が、大関・霧島(陸奥)を下手投げで下した一番で、霧島のまわしが緩み“まわし待った”が入る場面があった。締め直しに行司の式守伊之助が苦戦し、館内がざわつく中、途中から呼び出しが助っ人に加わった。解説の元横綱・若乃花の花田虎上氏は「これ、あんまり見ないけどね。呼び出しさんが来るというのは」と珍しがり、視聴者も「初めて見た」などと騒ついていた。
立ち合いで霧島は右張りに出てから、小手投げを打って強引に出るが、霧島が粘りを見せる。その後、こう着状態となり、開始から50秒ほどが経過すると、霧島のまわしが緩み行司から“まわし待った”が入った。
すると締め直しに行司の式守伊之助が苦戦。ABEMAで解説を務めた花田氏が「きつく巻いてる人もいるから。3〜4人で普段はやってるわけだから」「行司さん一人が巻くのは本当に大変なんですよ。いくら慣れているとはいえ」と状況を話しつつ、途中から呼び出しが助っ人に加わり、約2分40秒ほどの中断を経て取組は再開した。この珍しい光景に会場は騒つき、どこからか怒号も飛び交っていた。
再開後も熱戦が続き、最後は霧島が翠富士の下手投げに敗れ、館内にはざぶとんが飛び交った。これで霧島は4敗目、翠富士は2勝目を挙げた。ABEMAの視聴者からは「大変だねー行司さんも」と式守伊之助を労う声や、マイクが拾っていた怒号に対して「ヤジが酷いね イノスケも頑張ってるのに」などのリアクションがあった。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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