わずか58秒で3ダウン、重量級で起こった驚愕の秒殺劇に「話す暇が無かった」と魔裟斗が絶句。さらに「ガードの上から効いてる」と驚嘆すると、ファンからも「マジか…」「嘘だろ」と驚きの声が上がった。
7月17日に両国国技館で開催された「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023」。星龍之介(POWER OF DREAM)とカルロス・ブディオ(ブラジル/ブラジリアンタイ)の対戦は1ラウンド58秒、ブディオが3つのダウン立て続けに奪って圧勝。ここまで4連勝で負けなしの星に初の黒星を付けた。
日本期待の重量級・星はここまで4戦4KO勝ち。対戦相手のブディオは、前回敗れたもののシナ・カリミアンをグラつかせ衝撃を与えた打撃が持ち味。星にとっては初の海外勢との対決という新たな挑戦となったが、重量級の洗礼を受ける衝撃の初体験となった。
開始15秒、一気に距離を縮めたブディオが左右のフックを振り回すと、狂暴な左が星のアゴを捉え、いきなりのダウン。強烈な被弾に星の足元はフラフラ。ABEMAのゲスト解説・魔裟斗も「おー、アゴに効いてる」と声を上げ絶句した。
その後もブディオは愚直にフックを連発すると、あっという間に星から2度目のダウンを奪う。勝負を決めた3度目のダウンはリング中央だ。粘る星をサンドバッグのように殴り続け最後は右をテンプルに突き刺した。ヨロヨロと崩れる姿を見てレフェリーが試合を止めた。ド迫力の秒殺KO劇だった。
ここまで危なげない勝利を重ねてきた星のまさかのノックアウト負けに視聴者も騒然。「マジか…」「嘘だろ」「完全に飛んでたな」と驚きの声が上がった。わずか58秒での敗戦について魔裟斗は「クルーザーらしい迫力のある試合でしたね。ひと言も話す暇が無かった」と漏らした後で「一発目のローキックから音が凄かった。ガードの上から効いていた。これからが楽しみな選手、強い選手が多い階級なのでぜひやって欲しい」と興奮気味に続けた。