将棋の藤井聡太棋聖(竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、20)に佐々木大地七段(28)が挑戦する第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負は7月18日、新潟市の「高志の宿 高島屋」で第4局の対局が行われている。難解な中盤戦が繰り広げられており、形勢はほぼ互角。防衛かフルセットか、白熱の終盤戦に向けて大注目が集まっている。
藤井棋聖の2勝、佐々木七段の1勝で迎えた注目の第4局。タイトル奪取まで後が無くなった挑戦者は、第2局で勝利を飾った得意の「相掛かり」を志向した。午後からは本格的な戦いが始まり、難解な中盤戦が進行している。佐々木七段は角の効きを活かすため端に桂馬を跳ねる構想を披露。継続手がない場合は負担にもなりかねないが、ABEMAの中継に出演した八代弥七段(29)は「佐々木七段はリスクを承知で攻めの形を作った」と解説していた。
午後4時30分時点での形勢に大きな差はなくほぼ互角。藤井棋聖の持ち時間は1時間を切っている。本局を制し藤井棋聖が防衛4連覇を決めるか、佐々木七段が追いつきフルセットに持ち込むか。今後激しい攻め合いが見込まれている終盤戦に向けて大注目が集まっている。持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【午後4時30分時点での残り持ち時間】
藤井聡太棋聖 33分(消費3時間27分)
佐々木大地七段 1時間25分(消費2時間35分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)