【MLB】カブス8-3ナショナルズ(7月19日・日本時間20日/シカゴ)
ここにきて本来の打撃を取り戻しつつあるカブスの鈴木誠也外野手。ナショナルズ戦に「5番・ライト」で先発出場すると、3-3の同点で迎えた8回裏、第4打席でチームの勝ち越しを演出するセンター前ヒットを放った。その美しい打撃にフォームにファンも鳥肌がたったようだ。
ナショナルズ3連戦の最終戦は、カブスのトークマンが先頭打者アーチから始まり。7回が終わった時点で3-1と有利に進めていた。しかし、8回表にセットアッパーのメリーウェザーがナショナルズ打線に捕まり、ゲームは3-3の振り出しに。
7月に入ってチームの状態が上向きになってきたカブスは、ホームでの3連戦を勝ち越して終わりたいところだ。その期待に応えるように、鈴木は8回裏の第4打席でナショナルズ4番手・トンプソンを見事に攻略した。
トンプソンは切れ味あるシンカーとスライダーを武器にする将来のクローザー候補とされる長身右腕。出塁を意識していたような鈴木は、トンプソンの配球を見極めながら5球目のシンカーと捉えると、打球はやや詰まりながらセンター前へ。
鮮やかフォームのセンター返しに、ABEMA視聴者からは、「はいきた!」「マルチヒットいいね」「フォーム相変わらずきれいすぎ」「我らが誠也がやりました」と即座にコメントが寄せられた。
鈴木は首の痛みも影響して6月末から24打席ノーヒットと不調が続いていたが、試合後に室内での打ち込みや足の上げ方を工夫、スイング時の頭の位置の確認など、シーズン中でもパフォーマンスを上げるために試行錯誤しているという。
その成果が現れている鈴木は、この日の試合で2安打と2試合連続マルチ安打を記録して完全復活を印象付けた。鈴木誠也がいよいよ「夏男」の本領発揮となりそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





