【オールスター】セ・リーグ-パ・リーグ(7月20日/マツダスタジアム)
広島・九里亜蓮投手と、オリックスの“ラオウ”こと杉本裕太郎外野手の予想外のハプニングに会場が沸いた。
九里はパ・リーグ選抜で先発を務めるオリックス・山下舜平大投手と同じく球宴出場は初。今シーズンは15試合に先発し、2度の完封を含んだ6勝をマークしている。2015年以来8年ぶりの広島でのオールスターということもあり、気持ちが乗る要素も十分だ。
『マイナビオールスターゲーム2023』のセ・リーグ選抜先発投手として登板した九里。1回の先頭打者として登場したのが杉本だった。
すると九里はバントのフォームをとる杉本に対して1球目を大きく右にそらす大暴投で、球は杉本の背中を通過。会場がザワつくなか杉本はマウンドへダッシュすると、なんと九里も待ち構えていたかのように駆け出し、あわや大乱闘になるかと思われた。
しかし、2人は駆け寄ると熱烈なハグ。実況者も「これは打ち合わせ済み」と気づく展開で、会場は大きく沸いた。実は2人は同じ学年で、九里が亜細亜大学、杉本が青山学院大学で、大学リーグ時代からお互いをよく知る仲だという。勝負の結果は杉本のレフトフライとなった。
2人の関係性が見えた瞬間、Twitterでは、「いきなりハグは草」「キスせんかいw」「イチャイチャしやがって」「びっくりしたw」「ラオウ大好きww」「ガチのデッドボールしたら笑う」「ラオウニッコニコで草」「監督にコレやりたいんすよ言うたんかな」といった、2人のやりとりに癒された様子の声が多く飛び交っていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)