<大相撲七月場所>◇十三日目◇21日◇名古屋・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
前頭四枚目・宇良(木瀬)と前頭筆頭・翔猿(追手風)の一番で、宇良が敗れた際に突っ伏すように倒れて土まみれに。悔しそうな、何とも言えない表情を浮かべると解説の旭道山も思わず「あぁ、自爆したという顔」と漏らす場面があった。
立ち合いの後、右四つに組んで果敢に攻めた宇良。前に出る相撲で寄っていったが、翔猿も粘り強い相撲を展開。その後、翔猿のまわしが伸びてしまい、宇良は伸び切った1枚上手を掴みながら、強引に上手投げに出ようとした。だが宇良は上手投げを決められず、逆に体勢を崩して翔猿に下手投げを決められ黒星を喫した。敗れた宇良は7敗目。勝った翔猿は7勝目を挙げた。
勝負が決した後、起き上がった宇良は体の前面にべっとりと土がついていた。宇良は悔しそうな表情を浮かべ、ABEMAで解説を務めた元小結の旭道山は「『あぁ、自爆した』って顔をしてる」「『悔しい』って顔をしていますね」と宇良の心情を代弁。敗因については「まわしをちゃんと取り直せばいいんですけど、伸びきったのをずっと持っている。伸びきったまわしを持ったらダメなんですよ。ふにゃって伸びるんですよ、まわしが。体に密着したまわしをグッと持ったら、その力でいけるんですけど」と説明した。
敗れた宇良の表情に、ABEMAの視聴者からは「宇良ちゃん残念!」「これは悔しいな」「ナイスファイト宇良ちゃん」「負けたけど良い顔する」とコメントが続出したほか、勝った翔猿に「翔猿すご!」「空気投げ」と称賛の声も相次いで寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)