世界水泳で会場総立ちの“サドンデス一騎打ち” 松元克央の0.07秒差大熱戦でスイムオフが一時トレンド入りする大反響!「こんなこともあるんだ」「あまりにも惜しい」ファンも興奮
【映像】僅か0.07秒差!大接戦のスイムオフ

 同タイムで1対1の一騎討ちとなった“延長戦”は僅か100分の7秒差での決着。日本代表が世界を目指す世界水泳の舞台で珍しい出来事が起きた。

【映像】僅か0.07秒差!大接戦のスイムオフ

 「世界水泳福岡2023」11日目が7月24日に行われ、競泳・男子自由形200メートルの準決勝に“カツオ”の愛称で親しまれる松元克央が出場。1組目で1分45秒7のタイムを記録した松元は自身の決勝進出がかかる2組目を見守っていたが、そのレースが終わると松元とアウボック(オーストリア)が全体8位で並び、表示されたリザルトの松元の名前の横には「?」マークが。なんと決勝に進む上位8人が確定せず、勝負は「スイムオフ」と呼ばれる1対1でのサドンデス決戦に仕切り直されることとなった。

 運命のスイムオフは第4レーンにアウボック、第5レーンに松元でスタート。異例の延長戦に会場のボルテージも最高潮に達した。リアクションタイムは0.70秒。ライバルの0.79を上回り、松元は素晴らしい出だしで序盤をリードする。最初の50メートルは松元が0.44秒リード。しかし、ここからアウボックも追いすがる。100メートル地点で0.04秒差とほぼ並んだ状態となった。150メートル地点で今度はアウボックが0.22秒リードし、勝負は最後の50メートルに。会場も観客も大接戦に立ち上がって大歓声を送る。終盤、アウボックが体半分ほど前に出たように見えたが、ここから“追いガツオ”のスパートで最後はタッチの瞬間、順位がわからないほど僅差の決着に。結果、松元のタイムは1分46秒37。

 0.07秒及ばず準決勝で敗退となったが、結果がわかると松元はアウボックと握手をし、互いの健闘を称え合った。白熱の延長戦に一時、「スイムオフ」がTwitterでトレンド入りするほど話題に。ファンからは「8位タイで同着争いヤバイ…決勝をかけたスイムオフ…2人で再対決するんだね…こんなこともあるんだ…凄い」「スイムオフ 0.07秒差ってあまりにも惜しい…」など様々な反響が寄せられた。

ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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