「ピース」「海外旅行」「上目遣い」「ホテルのアフタヌーンティー」…婚活アプリ“残念すぎる顔写真”大集合 処方箋はあるのか?
【映像】敬遠されがちな写真の特徴
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 婚活の手段としていまや主流となりつつある「マッチングアプリ」。多くのアプリが登場し、出会いを求め利用者も増加している。しかし、登録してもなかなかマッチングせず悩む人も多く、実はその原因は「プロフィール写真」にあるという。『ABEMAヒルズ』では、相手に選ばれない残念な写真の共通点について、恋愛・婚活の達人に聞いた。

【映像】敬遠されがちな写真の特徴

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した「マッチングアプリの動向整理(2021年12月23日)」によると、過去3年以内の利用者は、20代では28.9%にものぼる。しかし、利用者が増える一方で「なかなかいい人に出会えない」と嘆く人も増えているという。

 マッチングアプリの現状について、婚活に悩む女性たちをサポートしている恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに話を聞いた。

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「マッチングがうまくいかない方は、写真での失敗が非常に多い。相手はたった1枚の写真で『この人はこういう人っぽい』と決めてプロフィールを読むので、写真が良くないとプロフィールすら読まれない」

 マッチングアプリ『Omiai』の調査によると、94.1%の女性が「マッチングアプリでは写真を重視する」と回答している。

「勘違いされている方が多いが、マッチングアプリの方が職場恋愛より厳しい。マッチングアプリは何十人、何百人がライバルで、比較検討されている。毎日仕事で顔を合わせていろいろな面を見ながら自然と仲が良くなる職場恋愛よりも、マッチングアプリの方がずっと厳しい」

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 競争の激しいマッチングアプリで勝つためには「注目度の高い写真に替えるべき」と菊乃さんは言う。それでは、逆に「選ばれない人の残念な写真」とはどのようなものなのか。

①加工しすぎ
 「実際にお会いしたときと別人になってしまうので、『全然違う人が来た』『写真詐欺だ』と思われてしまう」

 実態とかけ離れ過ぎていると、実際に会ってから相手のモチベーションが上がらず、破談に終わりがちだという。

「加工がばれるのは、フェイスラインがすごくシャープな方や、お肌がすごくつるつるな方。本当につるつるかもしれないが、毛穴もなく、全体的にふわっと色が淡い、白飛びしているような写真は加工していると思われ、敬遠されるため『いいね』は押されない」

②スタンプで加工
 集合写真などで、周りに映った人をスタンプで隠すのもよくない。

「誰かの結婚式で撮ったような写真で周りをぼかしたりスタンプで隠したりすると、やる気がないように見える。ありものでごまかしている感じが出てしまう」

 携帯にたまたまあった適当な画像を使っている印象を与えるため、損だという。

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③ピースや上目遣い
 「ほうれい線を隠すためと聞いたことがあるが、口の周りにピースを重ねるポーズ。また、上から写真を撮るなど。上から撮る角度がちょっと古い」

 マッチングアプリの登録者を対象年齢30代後半~40代で検索すると、ピースや上目遣いで撮った写真を使っている人が多く、昭和生まれ感が出るという。

④サブ写真が適当
 「メインの写真は綺麗だが、サブ写真が素朴、手抜きというか、暗い所で撮っていたり、表情も全然良くないなど、『どう見せたいか』を意図しないで撮っている無防備な写真を使っている方が非常に多い」

 メインだけが綺麗な写真だと、それが“奇跡の1枚”だと思われてしまい、『いいね』には結びつかないという。

⑤イベント系写真
 「テーマパークの写真や、ホテルのアフタヌーンティー、海外旅行の写真など。お金がかかりそうな印象を受けて男性から敬遠されてしまう。一緒に海外へ旅行する、結婚してからも毎年行くことを期待しているというように感じ取ってしまう。誠実に一緒に暮らす相手を探している男性だと、そういう方より他の堅実そうに見える女性の方に行ってしまいがちだ」

 結婚後もお金がかかりそうだと思われてしまう場所での写真は、控えた方がよさそうです。

⑥自撮り
 「自撮りで顔がアップになっていると、『スタイルが悪いから隠してるのかな』と読む人もいる。友達がいなさそうにも見えると思う」

 たった1枚の写真から裏の裏まで読まれてしまうため、アプリ用の写真はきちんと撮るべきだと菊乃さんは強調する。

「写真一枚で『こういう人かも』とマイナスイメージを持たれる可能性がある。写真が良くないとプロフィールを読んでもらえないので、ライバルが多い中から相手の目に留まるために、写真は必ずマッチングアプリ用に撮った方が間違いはない」

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 「プロフィール写真は『こういう見せ方をしたいんだな」とわかる、見る側にとっても有益な情報だ」とダイヤモンド・オンライン編集委員の神庭亮介氏は話す。

「運命の赤い糸みたいな、偶然の出会いは薄れていくと思う。これはいい男性、いい女性に出会う必然性を高めていくスキルを発達させているので、もう全てが必然の出会いになっていくのかもしれない。就活でいえば、最初の写真は書類選考みたいなもの。恋愛市場自体が就活と似た感じになってきて、スキルや属性など、全部が数値化されるもので評価されていく世界になってきているので過酷だと思う」

――恋愛・結婚もスペックだけで選ばれるようになっていく?

「就活では1人で何社も内定取る人がいるが、おそらく婚活アプリでも同じことが起きる。一強多弱じゃないが、1人のすごくモテる人にたくさんの人が集まる形になると思う。とはいえ、就活で何社か落ちても別に全人格を否定されるわけじゃない。同じ感覚で、なかなかマッチしなくても、ちょっとセルフプロモーション下手だったり、『選んだ写真がよくなかったのかな』と思えば気持ちが軽くなる」

(『ABEMAヒルズ』より)

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