「世界水泳福岡2023」13日目が7月26日に行われ、競泳・男子200メートルバタフライ決勝で、本多灯が銅メダル。本多は2022年大会の銅メダルに続き、2大会連続のメダル獲得となった。
昨日25日に行われた予選で1分54秒21を記録し、全体1位で通過。準決勝は金メダル候補のレオン・マルシャン(フランス)と同組で泳ぎ、全体5位の1分54秒43で決勝進出。準決勝はおよそコンマ2秒落ちとなっていたものの、予選での好タイムと順位にメダル獲得への期待が高まっていた。迎えた決勝では1分53秒66のタイムで3位に入り、銅メダルを獲得。競泳日本に今大会2つ目のメダルをもたらした。優勝は1分52秒43をマークしたマルシャン。
勝負はラスト50メートルで決した。150メートル地点を1位のマルシャンに0秒39遅れの2位で通過し、最後のターン。メダル争いは接戦となるなか、渾身のラストスパートで2位クシュツトフ・フミレウスキ(ポーランド)に次ぐ3位に滑り込んだ。
本多は決勝後のインタビューに「何がなんでもメダルを獲りたかったので…メダルを獲れて嬉しいのひと言です」と語った。
本多は200メートルバタフライで2021年東京五輪は銀メダル。2022年の世界水泳でも銅メダルを獲得し、日本のエースと呼ばれる存在となった。今大会の同種目は東京五輪金メダリストのクリストフ・ミラーク(ハンガリー)が欠場。初日に400メートル個人メドレーでマイケル・フェルプスの世界記録を破った“新怪物”マルシャンを筆頭に、メダル争いは混戦模様になると見られていた。本多は東京五輪、前回の世界水泳に続き世界大会で3大会連続のメダル獲得を達成した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)