【MLB】ジャイアンツ2－3レッドソックス（7月28日・日本時間29日／サンフランシスコ）
いやいや、その打球を捕球してはいけません（苦笑）。クスッと笑ってしまう珍プレーが飛び出した。レッドソックスの吉田正尚外野手が「2番・DH」で先発出場した試合、レッドソックスの打者が捉えた打球をボールボーイが思わずキャッチ。当事者は笑って誤魔化そうとしたこのプレーが、ファンの間で「おもしろすぎるw」と話題になった。
2回表のレッドソックスの攻撃、先頭打者が打ち取られ、1死ランナーなしで打席に入ったデュバル。直近3試合で打率.363と好調な彼は、相手投手の変化球を見極め、カウント2－1から内角低めのチェンジアップを叩いた。
三塁線へと飛んだ鋭い打球は三塁手のデービスのグラブを弾いてフェアの判定となり、そのままレフトのファウルゾーンへと転がり長打コースになったのだが……。「GIANTS」のユニフォームを着たオラクル・パークのボールボーイは、椅子から立ち上がってこのボールを華麗にキャッチ。ファウルボールと勘違いしてグラブを出してしまったようだ。まさかの珍プレーに、打たれた投手のウェブもマウンド上で両手を挙げて驚いたというポーズを見せていた。
捕球後、普段と違う様子の異なる周囲のリアクションを見て、ボールボーイは自分の勘違いに気づき、ハニカミながら着席。実況も「柔らかい笑みを浮かべて、『あ、この打球は捕っちゃいけなかったんだねー』そんな感じの柔らかな表情ですが」とボールボーイの様子を紹介していた。恰幅が良く、いかにも柔和なベテラン風のボールボーイの姿と表情は屈託がなく、ファンも「やりやがったw」「おいおいw」「捕っちゃったw」「ナイスキャッチ」「おもしろすぎるw」と次々にコメントを綴りながらも、どこかほんわかとしたシーンに批判が集まることはなかった。
ちなみにこの場面は、ボールデッド扱いとなり、デュバルは二塁へ進塁。記録はデュバルのツーベースヒットとなった。その後、レッドソックスはこのチャンスを生かしてカサスがツーベースヒットを放って先制に成功した。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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