【MLB】ジャイアンツ2-3レッドソックス(7月28日・日本時間29日/サンフランシスコ)
ホームランなら、痛くても走らなくてすむから大丈夫──。レッドソックスの吉田正尚外野手が「2番・DH」で先発出場した試合、同僚のカサスが見せた豪快なアーチには、自打球の痛みを我慢した“怒りの一撃”だった。
5回表のレッドソックスの攻撃。この回の先頭打者として打席に入ったカサスは、ジャイアンツ先発のウェブ投手とこの日2度目の対戦に。2回表の第1打席では変化球をうまくすくい上げて先制打となるエンタイトルツーベースヒットを放つなど、ここ数試合の好調を持続させているかのような活躍を見せていた。
2打席連続のヒットを狙ったこの打席もウェブの得意球であるシンカーを見極め、カウント2-0と打者有利なカウントに。そして迎えた3球目のチェンジアップを叩くも、右足に当たる自打球となりファウル。さらに4球目のチェンジアップにも手を出すと、今度は右足のすねに当ててしまい2球連続の自打球によるファウル。
いわゆる“弁慶の泣き所”に当たったため、カサスは悶絶し、思わずしゃがみこんでしまった。相当な痛みがあったのは明らかであり、レッドソックスのベンチからはすぐにトレーナーが駆け寄っていた。
幸い、故障もなくプレーを再開すると、カサスは直後、真ん中高めのシンカーをフルスイングした。
高く打ち上がった打球はセンターやや左側に飛んでいき、そのままスタンドへ到達する今季第16号となるホームランに。リプレイを見るとまだ痛みがあったのか、歯を食いしばるような表情で全力のフルスイング。ホームイン後はベンチ内でセレブレーションを行ったが、その時も心なしか歯を食いしばっているような表情を見せていた。
自打球で悶絶→歯を食いしばった全力スイングからのホームランという、感情の起伏が激しすぎるプレーを見せたカサス。視聴者からは「走らなくても大丈夫打法」「怒りのホームラン」「自打球後にHRとか大谷かよw」など、カサスの活躍を喜ぶコメントが目立った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





