【MLB】ジャイアンツ4-3レッドソックス(7月30日・日本時間31日/サンフランシスコ)
1死一、二塁のチャンスがあっという間にダブルプレー…レッドソックスの吉田正尚外野手が「5番・DH」で先発出場したこの試合、同僚のデュバル外野手がスーパーキャッチを見せ、見事にピンチを脱してみせた。
レッドソックス、ジャイアンツともにブルペンデーの様相を呈していたこの試合、2回裏のジャイアンツの攻撃でレッドソックス先発・バーナーディーノ投手の制球が乱れ、コンフォート外野手、マトス外野手に連続で死球を与え、さらに続くセイボル捕手は三塁側へ送りバントを敢行したが、これが内野安打となり間に無死満塁に。
ここでレッドソックスは早々とバーナーディーノを降ろし、シュライバーに交代させ、シュミット内野手をサードゴロに打ち取ったがその間に三塁ランナーのコンフォートが生還して1点を献上。なおも1死走者一、二塁というピンチで打席にはクロフォード内野手を迎えた。
これ以上の失点を避けたいレッドソックスバッテリーだったが、初球に甘く入った外角のストレートをクロフォードは見逃さず、鋭いスイングではじき返した。
打球はセンターへと伸びていき、ヒット性の当たりだったが……これをデュバルが前方へスライディングしてキャッチ。センターライナーに打ち取った直後、デュバルはすぐに立ち上がって二塁へ送球。完全にヒットになると判断して飛び出していた二塁ランナーのセイボルは戻ることができずにアウト。1死一、二塁のピンチを切り抜け、レッドソックスはこの回の失点を1で食い止めた。
悔しいのはジャイアンツ側。追加点のチャンスを阻まれたことでアウトになったセイボルも信じられないとばかりにセンターを振り返り、戻ってきたセイボルに対し三塁コーチャーも「今のは仕方ない」とばかりにねぎらうのが精いっぱいだった。
好守を見せたデュバルは今季からレッドソックスに加入した新戦力。レッズ時代には2年連続で30本塁打を記録するなどスラッガーで今季もここまで8本塁打を放ち、最近では4番打者を務めることも多くレッドソックス打線の中軸を担う活躍を見せている。2021年にはゴールドグラブ賞も獲得した守備力も健在だ。
新加入の主砲が見せたファインプレーにファンも「あのプレーは大きかった」とデュバルの好守を絶賛するコメントが見られた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





