7月31日(日本時間8月1日)終了時点で打率.304をマークし、ア・リーグの打率部門で第5位にランクインしているボストン・レッドソックスの吉田正尚。そんな吉田の強みといえば、やはりどんな状況でも平常心を保ち、粘り強く相手投手に立ち向かうその強靭なメンタルだといえるだろう。

【映像】吉田正尚の粘りに投手がブチギレ!?
6月10日(日本時間6月11日)に行われたニューヨーク・ヤンキースとの一戦、1-2、レッドソックス1点のビハインドで迎えた7回表、2死走者なしの場面で、この日、4回目の打席となった吉田は、ヤンキース2番手ワンディ・ペラルタに対し、吉田はフルカウントからの6球目、内角低めのチェンジアップをファウルにすると、なんとここから8球続けてファウルに。しかもこうした緊迫した状況であるにもかかわらず、打席の吉田は、むしろこの状況を楽しんでいるかのように笑顔に。結局、その後、ベラルタの方が根負けする形で、14球目を見て四球で出塁するという、吉田ならではの粘り強さを見せることとなった。