7月23日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦のイニング間に行われた恒例イベント『ダッシュマンレース』に、“GGエラーマン”に扮した野球解説者のG.G.佐藤氏が登場。同球場名物の快足男“ダッシュマン”とのダッシュ対決に挑んで惨敗した件について、元・千葉ロッテの正捕手で野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】“謎の覆面男”が乱入の瞬間
日頃は謎の快足男・ダッシュマンと、スタジアムを訪れたファンとの対決という形で行われるこのイベント、今回登場したのは、“GGエラーマン”を自称するG.G.佐藤氏。サングラスやリストバンドにエラーを示す「E」の文字をあしらった小道具を装着して現れ、ダッシュマンとのガチンコ対決に挑戦。しかしいざスタートしてみると、“GGエラーマン”が大きなハンデをつけてスタートしたにもかかわらず、中盤から急速にダッシュマンが距離を詰め華麗に抜き去り、見事に勝利。破れた“GGエラーマン”ことG.G.佐藤氏は、「キモティー」と書いたフリップを誇らしげに掲げ、スタンドからの大歓声に応える形となった。
7月28日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、番組にしばしば出演するG.G.佐藤氏の、この“怪走”ぶりを改めて紹介することとなったが、VTRでこの模様を見た里崎氏は、「これだってランキング入ってないでしょ?ランキング入ってないのに、忖度っすか?」と、このVTRが、ネット上の視聴数ランキング“外”のものであるにもかかわらず、番組の中で紹介することにいきなり当惑した表情を見せると、続けて、その内容についても「全然、おもろなかったですよね。まず、楽勝で抜かれてますから。若干近回りしてて。しかもダッシュマンのさじ加減でハンデを決められてて楽勝で抜かれるわけでしょ?こんなん、もっとエラーマンがセンターまで行ったぐらいでスタートしなきゃ。ひょっとしたら勝つかも?ぐらいにしないと。」と、ダッシュマンに対しても、日頃から解説でこのイベント自体をしばしば観戦している同氏であればこその苦言を呈することに。
しかもVTRの中で、佐藤氏が完走後に「キモティー」のフリップを掲げたシーンが映し出されると、「見てるこっちは別に気持ちよくはない。」とバッサリ。さらに返す刀で「誰も注目してないんですから。(ランキングに)入ってないっていうことは注目されてないってことでしょ?それなのに使ってるんですか?」と、2008年の北京五輪で共に日本代表として戦った後輩に、“愛あるダメ出し”を連発することとなった。
なお、ネット上の野球ファンからは「GGさんは露骨な贔屓もしないし 実況アナがドラクエが全く分からなくてもゴリ押しで話す精神も好き。」「国際大会でのエラーを数年後ネタに昇華し笑いを誘い、解説者としては贔屓もなく選手ファーストで評判いいしまじでいい人」「GGの優しい解説ほんと好きなんだよなあ、しかも的確なの」「自ら失敗しても乗り越えやうとする姿を示してくれる素晴らしいプロ野球選手」「以前の試合の解説でダッシュマンやりたいとおっしゃっていてそれを実際に行動に移す所は本当に見習いたい」「昨今致命的なエラーしてしまって落ち込んでる人も、これ見て時間とキャラが解決してくれることを知れば気が楽になる。」「今日3エラーマンしてもあきらめずに戦った結果勝てたよ 勇気をありがとうエラーマン」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)