藤井聡太竜王・名人、前人未踏の“八冠”挑戦権獲得なるか 2期連続3度目の挑戦目指す豊島将之九段と激突/将棋・王座戦挑決T決勝
【映像】藤井竜王・名人VS豊島九段 注目の決勝戦(生中継中)

 将棋藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が8月4日、王座戦挑戦者決定トーナメント決勝で豊島将之九段(33)と午前9時から対局を開始した。勝者は永瀬拓矢王座(30)への挑戦権を獲得。藤井竜王・名人が勝利した場合、史上初の全八冠制覇に挑むことになる。

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 藤井竜王・名人は、2016年10月に四段昇段。第35期竜王(1組以上:2期)、第81期名人(A級以上:2期)。前年度、保持する5つのタイトル防衛に加えて、初挑戦となった棋王戦五番勝負を制し六冠王に。さらに2023年度は初挑戦した名人戦七番勝負に勝利し、羽生善治九段(52)に続く史上2人目と史上2人目の七冠保持者となった。全八冠制覇まで、残る最後のタイトルとなったのが「王座」だ。開幕3連勝で防衛にあと1勝と迫る王位戦七番勝負を制することが“八冠”の条件となる。

 豊島九段は2007年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:9期)で、順位戦A級(A級以上:7期)。タイトルは竜王2期、名人1期など計6期獲得し、棋戦優勝も5回ある。2019年には史上4人目となる「竜王・名人」にもなった。語り口調は物静かなことも多いが、将棋は綿密な研究をベースに序盤から積極的な指し手を展開することも多い。前期、2度目の王座挑戦となったが3勝1敗で永瀬王座に退けられる結果となった。藤井名人が七冠を保持する中、一角を切り崩す候補として名が挙がっており2期連続3度目の挑戦権獲得に期待が高まっている。

 両者の公式戦対局は4期のタイトル戦を含む32局で、藤井竜王・名人が21勝11敗とリードしている。持ち時間は各5時間のチェスクロック方式。振り駒の結果、先手は藤井竜王・名人に決まった。ABEMAではこの対局を終局まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第71期 王座戦 挑戦者決定戦 藤井聡太竜王・名人 対 豊島将之九段
【中継】第71期 王座戦 挑戦者決定戦 藤井聡太竜王・名人 対 豊島将之九段
羽生善治九段がリーグ2勝目 佐藤康光九段との同一対戦カード記録歴代2位168局目の対戦制する/将棋・順位戦B級1組

藤井聡太竜王・名人、前人未踏の“八冠”挑戦権獲得なるか 2期連続3度目の挑戦目指す豊島将之九段と激突/将棋・王座戦挑決T決勝