将棋の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が8月4日、王座戦挑戦者決定トーナメント決勝で豊島将之九段(33)と現在対局中だ。勝者は永瀬拓矢王座(30)への挑戦権を獲得する大勝負の昼食には、藤井竜王・名人が「珍豚美人」、豊島九段が「親なん定食」を選んだ。
【映像】藤井竜王・名人の「珍豚美人」と豊島九段の「親なん定食」
藤井竜王・名人の“八冠”挑戦か、豊島九段の2期連続3度目の五番勝負進出か。両者の公式戦対局は4期のタイトル戦を含む32局で、藤井竜王・名人が21勝11敗とリードしている。注目の一戦は、後手の豊島九段が角道を開けない工夫から相雁木に誘導。力戦のじっくりとした進行をたどっている。
大一番での“勝負メシ”には、藤井竜王・名人が「珍豚美人」 を注文。2021年末に行われた「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021 決勝戦」でのトークショーで、ファンにおすすめしたい将棋めしについての質問を受けたが、ホワイトボードに書く際に「イレブンの珍豚美人と迷ったんですが、漢字がわからなかった」とファンを笑わせた後、同じ店が提供しているバターライスを推薦していた。「珍豚美人」は関西将棋会館の1階入り口横にある「レストラン イレブン」の人気メニューで、豚肉の天ぷらに特製ソースがマッチする逸品。藤井竜王・名人も関西将棋会館での対局では注文することも多く、大勝負の本局でもボリュームたっぷりの「珍豚美人」で力を付けていた。
一方、豊島九段は「親なん定食(温そば)」を選んだ。「やまがそば」のメニューで、豊島九段も頻繁に注文している。玉子とじの優しい味ながら、俵型のおにぎりが3つセットとなっておりボリュームは満点。午後からの本格的な戦いに向けてしっかりとパワーチャージを図っていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)