【MLB】エンゼルス3-5マリナーズ(8月3日・日本時間4日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場し、投手としては4回59球を投げたところで、右手と指のけいれんにより緊急降板、勝ち負けはつかなかったものの今季10勝目、史上初となる2年連続での「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」の偉業は持ち越しになった。ただ、降板後の大谷は疲労が蓄積していることが予想される中でも全力プレー。盗塁、さらには仲間のヒットで激走し生還すると、たまらずネビン監督が状態を心配して、必死に確認するシーンがあった。
投手としては納得いかない緊急降板になったが、バットを持って打者となったからには、その役割で全力を果たす。とにかく大谷は休まない。降板直後の第3打席、カウント3-0と有利になると、2死走者なしの状態から申告敬遠。0-1と1点を追う状況だっただけに、マリナーズは最悪の同点弾だけは回避した格好だ。
すると大谷は一塁走者となってから、いきなり二盗を敢行。抜群のスタートと加速で悠々と二塁を陥れて、2死ながらチャンスメイクに成功し、ファンから「MVPコール」を受けた。この盗塁に刺激されたのか3番クローンがセンター前ヒットを放つと、再び大谷は激走して一気に生還。右手や指がけいれんするほど疲労がある状況でも、全力疾走で同点のホームを踏んだ。
地元ファンの大歓声が巻き起こる中、血相を変えて大谷のもとに歩み寄ったのがネビン監督だ。大谷の首元に手を当てながら何度も確認すると、大谷自身は首を振る仕草。どこかに痛みがあるか、交代するかなど、いくつもの質問があったと予想されるが、水原一平通訳も横で心配そうに見守る中、大谷は引き続き試合出場を希望した。
このやりとりには日本のファンからも次々とコメントが集まり「お前走るなよ〜って言ってそう」「交代しろっていってんな」「休めって言われてるやん」「大丈夫??」といったものが多く見られた。
なお全力疾走した大谷は、次の打席で6試合ぶりとなる40号ソロ。疲労が溜まる中でも一振りでフェンスオーバーできる強さをまざまざと見せつけた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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