【MLB】レッドソックス1-13ブルージェイズ(8月6日・日本時間7日/ボストン)
ハエが止まるんじゃないかと思うほどの“超遅球”に、ブルージェイズの菊池雄星投手も思わずポカン顔を見せた。投じたのはレッドソックス・吉田正尚外野手の同僚野手レイエス。大差でマウンドに上がる敗戦処理登板で見せ場を作った。
プレーオフ出場に向けて混戦となってきたワイルドカード争い。レッドソックスはその直接のライバルであるブルージェイズとの3連戦を迎えた。今季7戦全勝とブルージェイズをカモにしていたレッドソックスだったが、ここにきて2連敗。さらにこの試合も8回までに1-13と大差をつけられた。
もともとブルペンデーで中継ぎを出場させたレッドソックスは、8回までにマーフィーやロベラらの4投手が登板。すると9回にはショートとセカンドを守っていたレイエスが敗戦処理としてマウンドに上がった。
レイエスはチェンジアップ、カーブ、スライダーを織り交ぜて先頭のメリーフィールドをセカンドゴロに打ち取る上場の立ち上がりを見せる。続くベルトとの対戦では、初球に41マイル(時速65キロ)の遅いスライダーを投じた。
あまりの遅いたまに打席のベルトが驚いた表情を見せると、続く2球目はさらに遅い山なりの36マイル(時速58キロ)のスライダーが外に外れた。これにはベンチでゲームを見守った菊地も思わず「ポカ〜ン」顔。自己最速159キロを誇る左腕からすると、およそ3分の1ほどのスピードに驚きを隠せなかったのかもしれない。
レイエスはその後、2死満塁のピンチを迎えたが、ビジオをレフトフライに打ち取り無失点。1回、23球、1安打、2四球で9回を締めた。大事な試合で打ち込まれたレッドソックス投手陣のなかで好投したのはレイエスなのかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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