【MLB】レッドソックス6-2ロイヤルズ(8月7日・日本時間8日/ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「2番・レフト」で先発出場した試合は、同点の9回に2死からレイエスに劇的満塁弾が飛び出しレッドソックスがサヨナラ勝利を収めた。その直前、前を打つウリアスがフルカウントからハーフスイングするも判定はボールで四球となっており、これに激昂したロイヤルズのクアトラーロ監督が退場処分となる一幕があった。
9回裏のピンチを三振で切り抜けたと思ったら四球と判定されさらにピンチが広がったのだから、監督が怒るもの無理はないだろう。終盤の7回に2点差を追いつき同点としたロイヤルズは9回裏、レッドソックスに2死二塁とされると、6番カサスを敬遠で歩かせこの日3三振の7番ウリアスとの勝負を選んだ。ここで3番手ヘルナンデスがウリアスにフルカウントまで粘られるも2ストライクと追い込む。そして最後、真ん中高めに100マイルのストレートを投げ込むと、ウリアスは手を出しかけるもなんとか途中でバットを止めようとした。スイングを取られてもおかしくないところだったが、一塁塁審の判定はノースイング。ウリアスは四球となり、レッドソックスは満塁とチャンスを広げた。
もちろんロイヤルズのクアトラーロ監督は黙っていられない。ベンチから大声を上げて抗議すると、振っているというジェスチャーをしながら審判の元に駆け寄る。身振り手振りを交えながら必死に三振を主張するも判定は覆らず、結局退場を宣告されてしまった。
レッドソックスの地元放送局であるNESNの中継で流れたリプレーを見ると、確かにウリアスのバットはホームベース上を横切るところまでスイングしているように見える。これにはNESNのキャスターも「Oh、ワオ」となんともいえない声を発すると、もう一人は「サンキュー」とつぶやいていた。
視聴者からも「全然振ってる」「これは文句言いたくなるな」「怒って当然」と同情の声が多く上がった疑惑の判定となったが、直後に8番レイエスがこの日3安打目となるサヨナラ満塁ホームランを放つという劇的展開が待っていた。レッドソックスとしては負けられない1戦でなんとか勝利をもぎ取った形となったが、ロイヤルズとしては納得いかない幕切れだったかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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