「めっちゃ曲がった」大谷翔平、ここぞの場面で頼りになるのはやっぱり伝家の宝刀スイーパー！「それ振らせられるのか」「えぐいな」

【MLB】エンゼルス4－1ジャイアンツ（8月9日・日本時間10日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場。3回まで毎回ランナーを許し球数も要する苦しいピッチングとなったが、6回を3安打1失点にまとめ今季10勝目を挙げた。これで大谷は前人未到の2年連続「2ケタ勝利＆2ケタ本塁打」達成となったが、この日も自身を助けたのは横に大きく曲がるスイーパーだった。

【映像】「あれを振っちゃうのか！」大谷の三振奪ったスイーパーの曲がりがエグすぎる

　四球を出しながらも1回を無失点に抑えた大谷だったが、2回に一、二塁のピンチを招くとキャッチャー・サイスの牽制悪送球から犠牲フライで1点を失ってしまう。3回にも2本のヒットで2死一、三塁とされ、打席に5番デービスを迎えた。ここで大谷はストレート2球でデービスを追い込むと、1ボールからの4球目に渾身のスイーパー。大きく横に滑るように曲がったボールはストライクゾーンを外角に大きく外れていったが、デービスは手を出してしまい、空振り三振に。ピンチを脱した大谷は続く4回、5回、6回と3人ずつでジャイアンツ打線を打ち取り、エンゼルスの逆転劇を呼び込んだ。

　デービスを三振に切って取ったスイーパーにはファンも「すげーなそれ振らせられんのか」「相当曲がったねー」「えぐいなおい」と反応するなど驚いた様子。「こういう場面でこそスイーパーよ」「真ん中からあんな外まで曲げられたら打てんよ」「振っちゃうスイーパー」と改めてスイーパーの威力を感じた人も多かったようだ。

　このところ痙攣による途中交代が目立つなど疲れが見える大谷だったが、この日は制球に苦しみながらも要所を抑え97球の粘投。それを支えたのは自らの“代名詞”と言えるボールだった。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）