【MLB】アストロズ11−3エンゼルス（8月11日・日本時間8月12日／ヒューストン）
無事でよかった──。野球ファンならだれもが胸をなでおろしたことだろう。エンゼルスの大谷翔平投手は「2番・DH」で先発出場。その試合でアストロズのセンターを務めるデュポンがフライを追いかけて壁に激突。めり込むような形となると、その反動でグラウンドに大転倒するシーンがあった。
注目の試合で大谷は、苦手としていたバーランダーから2試合ぶりとなるヒットを放つなど4打数1安打の成績を収める。しかしチームは同地区2位のアストロズに惨敗。勝率5割を下回り、再び借金生活に入った。
エンゼルスにとって一方的に打ち込まれた試合となってしまったが、3回表の攻撃時にアストロズのセンター、デュポンに悲劇が襲った。
2回表にクロンの移籍後初アーチが飛び出し、1点を先制したエンゼルスだったが、その裏に5点を奪われ4点ビハインドで迎えたこの回、1死走者なしの場面で打席に入ったウォーラクはバーランダーが初球に投じた149キロのストレートをジャストミートした。
打球はセンターへグングンと伸びていく長打となり、ミニッツメイド・パークのフェンスに直撃したが、この打球を獲ろうと追いかけていたセンターのデュポンは打球の目測を誤ったのか、ボールとほぼ同時にフェンスに激突。その衝撃のままグラウンドにでんぐり返しをするように転倒してしまい、ボールはその間も転々とするという状況に。この間に打ったウォーラクは三塁へ到達して記録はスリーベースヒットとなった。
打ったウォーラクよりも注目されたのはフェンスに激突したデュポンの方。明らかに打球を見誤ったかのような感じで思いがけずにフェンスに激突したという形だったため、適切な受け身を取れずにゴロンと回転した様子は危険に映ったが……結果的に大事には至らず、そのままプレーを再開。途中でレフトへと守備の変更があったが、その後は難なくこなし、ゲームセットの瞬間までグラウンドに立っていた。
まさかのプレーを見せたデュポンに対し、SNSでは「首大丈夫かね」「顔面を気にしているようだった」と心配する声が多く挙がった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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