学習塾の四谷大塚の社員が生徒を盗撮し、メッセージアプリ内で投稿したことが確認されている。学習塾の四谷大塚は、この社員を懲戒解雇処分にし、警察に通報したと謝罪文を公表した。
「非常に残念なお知らせがございます。このたび、一部のマスコミで報道されております、株式会社四谷大塚の校舎所属の社員が業務中に生徒を盗撮し、メッセンジャーアプリ内の10数名の限定グループにそれらの投稿を行った事を確認いたしました」「弊社が事実を把握した当日、8月10日（木）付で『懲戒解雇』処分とし、警察へ通報し、捜査を進めていただいています」「四谷大塚は、今回の不祥事を真摯に受け止め、二度とこのような事態を起こさぬよう、警察に相談・指導をいただきながら、全社を挙げて再発防止に向けた取り組みを徹底してまいります」「重ねて心より深くお詫び申し上げます」（一部抜粋）
このニュースを受けて、『ABEMAヒルズ』に出演した精神科医の木村好珠氏は次のように話す。
「保護者からすると、塾や学校は信頼して預けられて、子どもが安心して学べる場所と思っているはずなのに、そこを覆してしまうのは許し難いことだ」
こうした行為は深い傷として残ることもある。子どもたちへのケアはどうすべきか。
「小さい頃に性被害にあった子たちの中には、何歳になってもその時の記憶がフラッシュバックする方もいるので、一生の傷になるということもありえる。とにかく、今からでもお子さんのメンタルケアやカウンセリングを徹底していただきたい」
現在、教職などに就く人について過去の性犯罪歴を確認する仕組みの導入が政府で議論されているが、学習塾などの民間の事業者については"慎重に検討する"というところにとどまっているようだ。
「民間だと、家庭教師やアルバイトの人はどうなるのか？と難しい話になってくると思うが、子どもに何かを教える立場の人は民間であっても必要だと思う」
（『ABEMAヒルズ』より）
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