来年のアメリカ大統領選への出馬を表明し、共和党の指名候補争いでトランプ前大統領のライバルとして注目されているフロリダ州のロン・デサンティス知事が、奴隷制度に「良い面があった」と教える学習指導要領を採用し、論争が巻き起こっている。
 背景を読み解くキーワードは「批判的人種理論」。上智大学教授で現代アメリカ政治外交が専門の前嶋和弘氏に聞いた。