世界有数の“ものづくり国家”として知られる日本。そんな“ものづくり”の現場では日々、様々なアイディアが生まれ、我々の暮らしをより便利に、そして豊かにしているが、今回ご紹介する動画は、そんな“ものづくり”の現場であるからこそ生まれたなんともウイットに富んだ“便利グッズ”を紹介したものだ。
【映像】大量のボルトとナットで作られた「ふた開け」器具の使い方
 フィルムや紙などのシート状の製品のシワを伸ばすエキスパンダーロールと呼ばれる機械の設計・修理・製造をしているという1951年創業の歴史ある企業・大阪染織機械株式会社の公式アカウントが投稿したこの動画(@osakasenshoku)に登場するのは、ビンなどの蓋が固くて開かないときに使えるという道具。しかしその外見はなかなかハードなもので、輪のようになった枠をビンに装着した上で、放射状に配置されている12本のボルトを1本ずつ万力のように締め上げて蓋を固定し、圧をかけた状態で回すというもの。無論その仕様や使い勝手は、あまりに手が込んだ、なんとも“重い”ものとなっているが、あえてこうした代物を手間隙をかけて製作するその遊び心は、まさに“日本のものづくり”を支える重要な要素といえそうだ。