将棋の藤井聡太王位（竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、21）に佐々木大地七段（28）が挑戦する伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第4局が8月15・16日の両日、佐賀県嬉野市の「和多屋別荘」で行われ、佐々木七段が待望のシリーズ初勝利を飾った。感想戦では、佐々木七段の師匠・深浦康市九段（51）の姿がチラリ。激闘直後の対局者を気遣って次の間から感想戦を見守る姿に、ファンからは「師匠良かったね」「愛があふれてる」と多くの反響が寄せられた。
「王位」は、師匠の深浦九段が3連覇3期を経験した思い入れの強いタイトルだ。そんな大舞台に初挑戦した愛弟子を、深浦九段は表から陰から全力で応援している。先に開催されたヒューリック杯棋聖戦五番勝負に挑戦した際には、着物をプレゼント。「私が王位のタイトルを奪取した時の思い出がありまして、ゲン担ぎでプレゼントさせてもらいました」とエピソードを披露していた。
0勝3敗で迎えた第4局では、佐々木七段が若き絶対王者の藤井王位に対し自身のエース戦法「相掛かり」をぶつけて快勝。リードを奪ってからは主導権を渡さない力強い差し回しを見せ、待望のシリーズ初勝利を飾った。深浦九段は現地で行われた大盤解説会にゲスト出演していたこともあり、応援も兼ねて会場に駆けつけていた。
熱戦冷めやらぬ中で行われた感想戦だったが、対局者からはやや距離を置いた次の間に深浦九段の姿が。絶妙な距離感で感想戦の様子を伺う表情がカメラに捉えられると、視聴者からは「師匠wwwwww」「授業参観みたい」「よかったね師匠」「師匠泣きそう…」「嬉しそう」「やったぜ師匠！」「親御さんの目」「涙ぐましい師弟」「やっぱりかわいいよね、弟子は」「フカーラおめ！」の声が押し寄せていた。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
