【第105回全国高校野球選手権記念大会】神村学園10-4北海(3回戦・第11日・第4試合・甲子園)
3試合連続2ケタ得点の猛打でベスト8進出を決めた神村学園だが、足を使ったスモールベースボールでダメ押しとなる9点目を叩き出すシーンもあった。
【映像】神村学園の華麗なダブルスチールが決まる!(1時間32分49秒ごろ~)
クーリングタイム明けの6回表。神村学園は、これまで3四球を選んでいる3番レフト・秋元悠汰選手(3年)からという好打順だが、先頭打者は空振り三振、続く4番の正林輝大選手(3年)も大きいな当りをライトの攻守に阻まれ、すぐに攻撃が終わると思われた。
しかし、ここからでも得点できるのが神村学園の強み。1回の4得点もツーアウトからビッグイニングにつなげたが、この6回も5番・岩下吏玖選手(2年)が四球でつなげると、北海は初回の嫌なイメージが脳裏をよぎったのか、3球めをキャッチャーがパスボールし、ランナーがスコアリングポジションに進塁。
ここで6番の上川床勇希選手(2年)が3塁の横を抜けるタイムリーヒットを放ち、貴重な追加点。上川床選手はこの日4本目のヒットで3打点の猛打賞だが、実はこの場面、3塁コーチャーはストップの判断だったがランナーは果敢にホームを狙い点に結びつけたのだ。
こうなると神村学園の勢いは止まらない。続く7番の松尾龍樹選手(3年)が一、二塁間を鋭く抜くヒットを放ち、ランナー一、三塁とすると、8番の松尾大伍選手(3年)の打席でダブルスチールを敢行し、ダメ押しとなる9点目をもぎ取った。打線のつながりだけでなく、試合の中盤で勝負を決める得点を足で稼いだ神村学園の試合巧者ぶりがうかがえる攻撃内容に、聖地の野球ファンは感嘆の声を上げていた。
画像提供:バーチャル高校野球
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
1〜3回戦(タップで動画へ) | ||
---|---|---|
8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
準々決勝・準決勝(タップで動画へ) | ||
8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
---|---|
第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
第2日 | 川之江には幼なじみが4人…叶えたい願い |
第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
第4日 | 感謝届けたい相手がいる夏…第4日は家族の絆に胸が熱くなる! |
第5日 | 斎藤佑樹氏、捕手のキャッチング技術に脱帽! |
第6日 | 球児に宿るアルプスのチカラ |
第7日 | 笑顔 感謝 信頼...宿命 |
第8日 | ALL for ALL~全員が全員のために~ |
第9日 | 夏に輝くモンスター! |
第10日 | 広陵・主将が最高の舞台で最愛の人へ恩返し |
第11日 | 仙台育英に挑む履正社の信頼し合うW左腕 |
第12日 | 昨夏王者・仙台育英に立ち向かうは花巻東 |
第13日 | ベスト4がいちばん長い夏をかけて激突! |
第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |