8月12日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、同スタジアム特有の強風により、西武の名手・源田壮亮がフライを捕球し損ねた場面が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】名手・源田に魔風が襲いかかる瞬間
0-0の同点で迎えたこの試合の2回裏・ロッテの攻撃、2死一塁の場面で、ロッテの7番・安田尚憲が打った打球は、ショート後方へとフラフラっと上がる飛球に。これを西武のレフト・ペイトンと、ショートの源田、さらには三塁の佐藤龍世が一斉に追うこととなったが、その際、源田が落下点に入ったものの、ここで打球が“マリンの魔風”ともいうべき強風に押し流されたことにより、源田とペイトンとの間にポトリと落ちる安打に。しかもその後、ボールを処理したペイトンが悪送球したことで、一塁走者の中村奨吾が一気に生還し、ロッテは貴重な先制点を奪うことに成功した。
名手・源田をして惑わされ、一見平凡そうに見える飛球を捕球し損ねたというこの“マリンの魔風”について、8月19日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では改めて紹介することとなったが、その際に、同球場の特性をよく知る元・ロッテの里崎智也氏は、「前日、ロッテの友杉(篤輝)もまったく同じフライを落としてますからね。」と、ある意味、“マリンあるある”であるとして理解を示しながらも、「でもそれは、もう、吹いてるのは当たり前なんで。まあ、それを対処するしかないし、しなきゃいけないですよね。」と、ZOZOマリンスタジアム特有の現象でありながらも、“吹いていること”を前提として的確に対応していくしかないとコメント。ただし、捕球し損ねた源田については、「あとはやっぱりレフトがペイトンという、また慣れていない(選手という)ところがね。今年、怪我でちょっと離脱も多かったんで。あれはホントはもうレフトが(前進して)捕んなきゃいけないんですよ、正直。」と、その当事者となってしまったことへの同情を見せる形でコメントした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)