2023年春アニメとして放送されたテレビアニメ『【推しの子】(おしのこ)』。放送当時は『【推しの子】』の関連ワードがSNSでトレンド入りしたり、動画配信サイトの視聴ランキングに入るなど注目を集めました。
▶メルトが魅せた超絶原作再現アクション 17話
▶メルト、鴨志田に嫌味を言われまくる 16話
▶吉祥寺先生に塩対応されてしょげるメルト 12話
『【推しの子】』は、「週刊ヤングジャンプ」に掲載されている同名マンガが原作です。『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の作者の赤坂アカ氏と『クズの本懐』の作者の横槍メンゴ氏がタッグを組んで連載しています。
この記事では、劇中内のドラマ「今日は甘口で」や2.5次元舞台「東京ブレイド」に出演する鳴嶋メルト(なるしま めると)をピックアップし、メルトのプロフィールや声優情報、そしてメルトが出演したドラマ「今日は甘口で」についてまとめています。
目次
- アニメ『【推しの子】』とは?
- アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトの基本情報!セリフが棒読みだった理由は?
- アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトの声優・前田誠二さんとは?これまでの出演作は?
- 実写版『【推しの子】』鳴嶋メルトのキャストは?
- ネットで反響があった鳴嶋メルトのセリフは?
- 鳴嶋メルトが出演したドラマ「今日は甘口で」とは?
- 舞台「東京ブレイド」ではキザミ役を演じるメルト
- 鳴嶋メルトの演技は2期の「2.5次元舞台編」で成長した?
- アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトの過去は?芸能人になった理由は?
- アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトのまとめ
アニメ『【推しの子】』とは?
『【推しの子】』は、応援していたアイドルの子供に生まれ変わった主人公・アクアが、母親の復讐のために芸能活動をしながら父親を探すストーリーです。
アニメ1期の第1話は90分拡大版で制作され、『【推しの子】 Mother and Children』のタイトルでテレビ放送の前に全国の映画館で先行上映されました。1期のOPテーマのYOASOBI(ヨアソビ)の「アイドル」は2023年のヒットソングとなり、NHKの紅白歌合戦でも披露しています。
2期は2024年7月からTOKYO MXほか全33局にて放送されています。2期のOPテーマは、GEMN(ジェム)の「ファタール」です。
アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトの基本情報!セリフが棒読みだった理由は?
鳴嶋メルトは、アニメ第3話で初登場。ドラマ「今日は甘口で(今日あま)」で主役の青野カナタ(あおの カナタ)役を演じて、ヒロイン役の有馬かな(ありま かな)やストーカー役のアクアと共演しました。
「2.5次元舞台編」でメルト本人が16歳だと言っているので、初登場時は15〜16歳だと思われます。容姿はかなり整っているようで、かなはメルトの見た目について「女の子みたいな顔をしていて可愛い」とアクアに伝えています。また、身長は172cmであることが判明しています。
「今日あま」はイケメン好きな女性層をターゲットにしたドラマで、ヒロインのかな以外は演技未経験のモデルばかり出演していると説明されていました。メルトも演技経験はなく、セリフも棒読みだったため、ドラマを見たルビーから酷評されています。
メルトは、アクアが自己紹介をしても適当な返事をして自分から名前を名乗ることはせず、態度が悪い所が見受けられました。しかし、アクアを殴る演技で本当に拳が当たった際には、本番後にアクアに謝るなど素直な一面もあるようです。
アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトの声優・前田誠二さんとは?これまでの出演作は?
アニメ『【推しの子】』で鳴嶋メルトの声を演じているのは、大阪府出身の声優・前田誠二(まえだ せいじ)さん。前田さんが声優を目指すきっかけになった作品は『新世紀エヴァンゲリオン』で、影響を受けた漫画としては人生のバイブルだとして『金色のガッシュ!!』を挙げています。
前田さんはオーディションでメルト役に決まった際には、嬉しくてアフレコ収録が楽しみだったのと同時に、みんなに受け入れてもらえるのか考えると怖かったと話しています。
メルトは芝居をする時に棒読みになるキャラクターのため、アフレコ台本にはメルトのセリフがカタカナで書かれていたそうです。セリフが読みづらかったため、前田さんはカタカナの横に漢字でルビを振ってアフレコに参加したと『【推しの子】』のラジオ番組で明かしました。
『【推しの子】』の2期でもメルトを演じることについて、「第1期に引き続き、推しのメルトを演じることができとても嬉しいです!『今日あま』を経てのメルトの後悔や苦しみを共に背負って彼に寄り添えればと思います」とコメントしています。
前田さんがこれまでに出演した作品としては『アルゴナビス from BanG Dream!』の的場航海役、『色づく世界の明日から』の山吹将役などがあります。
▼前田さんが出演したラジオ番組『【推しの子】のおはなし』第5回
実写版『【推しの子】』鳴嶋メルトのキャストは?
ドラマシリーズが2024年11月28日(木)より配信、その続きとなる映画が2024年12月20日(金)より全国公開される実写版『【推しの子】』。実写版でメルト役を担当するのは簡秀吉(かん ひでよし)さんです。
簡さんは2002年10月23日生まれの京都府出身。2019年にABEMAの恋愛リアリティショ ー『今日、好きになりました。』に出演、2022年には特撮ドラマ『仮面ライダーギーツ』で主演を務めました。
ネットで反響があった鳴嶋メルトのセリフは?
メルトが演技をするシーンは、アニメ第3話と第4話で描かれています。メルトは演技が下手だと言われていて、原作漫画ではメルトの棒読みセリフは「ワラエバカワイージャン」のように、カタカナで記載されていました。
アニメでメルトの棒読みセリフがどのように表現されるのか、ファンの間では注目されていましたが、メルトの演技シーンが放送されるとSNSでは「棒読みな演技を声優が演技するのすごいなぁ」「下手な芝居うめぇ」など、あえて下手な演技をしたメルト役の前田さんを賞賛する投稿が見られました。
メルトが劇中で言った「ヒトリニサセネーヨ」や「オマエ ソンナカオシテテ タノシイノ?」というセリフが癖になると投稿しているファンもいます。
アニメ『【推しの子】』の公式YouTubeチャンネルでは、メルトのセリフを切り抜いたショート動画も配信されています。
鳴嶋メルトが出演したドラマ「今日は甘口で」とは?
「今日は甘口で」は劇中に登場する漫画を実写化したドラマで、メルトは青野カナタ(あおの カナタ)役で主演を務めました。
アクアが「演出カジってる人間で知らねー奴モグリだろ。ド名作じゃんねーか」と言うほど「今日あま」は有名な作品のようで、少女漫画でありながらもアクアはコミックスを持っているようです。
「今日あま」のドラマは全14巻の内容を半クール(全6話)で放送したため、内容をカットしたり原作にはいないオリキャラが活躍する展開になり、さらに演技未経験のモデルが多く出演しているため、評判はあまり良くありませんでした。
かなはドラマ「今日あま」について、これから売りたいモデルをたくさん出演させてイケメン好きな女性層にリーチする企画だと説明しています。そのため、出演するほとんどの役者は大根役者ばかりで、メインキャストでまともに演技ができるのはかなだけでした。
ドラマ「今日あま」の最終回は収益的には厳しい結果だったようですが、かなやアクアの演技によって最終回だけは一部の界隈でひっそりと称賛を受けました。
「今日あま」はどんなストーリー?
元々「今日あま」は、原作者の赤坂氏の別作品『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のキャラクター達が読んでいた漫画で、作品の枠を超えて『【推しの子】』にも登場しました。
アニメ『【推しの子】』第3話のルビーと斉藤ミヤコ(さいとうミヤコ)が「今日あま」について話しているシーンで、「今日あま」が配信されているサイトが映り、そこにはドラマのあらすじが書かれていました。
あらすじは右端が切れていましたが、以下のように記載されています。
「缶詰とサプリメントしか食べれない少女ーー心を閉ざした彼女には悲
過去があった。そんな彼女の前に現れるちょっとイジワルだけどイケメ
転校生。急接近する2人の恋の味は果たして……!?日本中を「あま泣
させた吉祥寺頼子の超大ヒット漫画、ついに実写化!次世代の若手イケ
スター達が繰り広げる超甘口ラブストーリー!」
なお『【推しの子】』の原作漫画ではこのあらすじ部分は記載されておらず、アニオリ(アニメオリジナル要素)となります。
▶吉祥寺先生に塩対応されてしょげるメルト 12話
▶メルト、吉祥寺先生に再び塩対応される 14話
舞台「東京ブレイド」ではキザミ役を演じるメルト
第12話からのアニメ2期「2.5次元舞台編」でメルトは、「東京ブレイド」のキザミ役を演じます。
作中に登場する「東京ブレイド」とは、発行部数5000万部を超える人気漫画で、日本各地に存在するチームが抗争を繰り広げ、互いに友情や愛情を深めていく王道バトルストーリーです。キザミは、姫川大輝演じる主人公・ブレイドや有馬かな演じるツルギ達と一緒に「新宿クラスタ」に所属。黒川あかね演じる鞘姫(さやひめ)、アクアが演じる刀鬼(とうき)らの「渋谷クラスタ」とは敵対し、舞台「東京ブレイド」では2チームが戦う「渋谷抗争編」が描かれます。
鳴嶋メルトの演技は2期の「2.5次元舞台編」で成長した?
メルトはアニメ2期の「2.5次元舞台編」でも登場します。「2.5次元舞台編」は、劇中の漫画「東京ブレイド」の舞台化をテーマにした内容で、メルトもキャスティングされました。メルトは舞台のスタッフ顔合わせの当日に、星野アクア、有馬かなと再会します。
メルトが舞台に参加することについてかなは不安を感じていましたが、メルトは「今日あま」から9ヶ月経って以前よりも演技の勉強をしたことを明かしました。その後メルトは「前よりかはマシになってると思うから、駄目だったら遠慮なく言ってくれ」と告げ て、スタッフにも丁寧に挨拶するなど「今日あま」の時のような高飛車な雰囲気は消えています。
覚醒シーンは何話?
メルトの覚醒シーンは、アニメ第17話にて描かれました。
「今日あま」では演技がヘタでセリフも棒読みだったメルトでしたが、「今日あま」が終了してから自分がヘタなことを自覚するようになります。そして、レッスン講師から役者は体力が必要だと教えてもらうと、毎日走るようにするなど演技に対する意識が変わっていきました。
稽古期間中に「全体を良くしようとしても焼け石に水だ。だったら一点に全て注いだ方が勝算が高いと思わないか?」「下手だとナメてた役者がいきなりめちゃくちゃ凄い事始めたら激アツだろ」とアクアからアドバイスを受けていたメルト。舞台の公演初日、観客はメルトの演技を観てそこまで上手ではないと感じていましたが、メルトが原作のシーンを舞台上で再現すると客席から大きな歓声が起こりました。
メルトは自身が演じるキザミについて、舐めていた相手にみっともなく負けてカッコ悪いと感じていましたが、キザミが自分と似ていることに気付きます。稽古期間のほとんどを使ってキザミの悔しいという感情を掘り下げ続け、悔しい気持ちを出す1分間は客席に感情が届くような演技をすることができました。
「今日あま」の原作者・吉祥寺頼子(きちじょうじ よりこ)は、演技がヘタなメルトのキャスティングに疑問を持っていましたが、メルトの感情が乗った演技を観て涙を流しています。メルトと対峙する役を演じた鴨志田朔夜(かもしだ さくや)も、はじめはメルトの演技を素人に毛が生えた程度だと感じていましたが、舞台本番でメルトが感情の乗った演技をしたことで「やるじゃんか」と褒めています。
アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトの過去は?芸能人になった理由は?
アニメ17話では、メルトの過去が描かれました。メルトは「中学校に入学して、ソッコー3年の先輩に食われた」とのことで、そこから自分がモテることに気付きます。
メルトは黙っていても自分の周りに人が寄ってきて、面白い人をイジって笑いが取れていたため「テキトーにやってても大体の事が上手くいく」と感じていました。
ソニックステージという芸能事務所のマネージャーから名刺を貰ったメルトは、周りが自分が芸能人になることを期待していたことと、お金が無くてバイトをするのもダルかったため、「……まぁテキトーにやりゃいいだろ」という気持ちで芸能活動を始めています。
アニメ『【推しの子】』鳴嶋メルトのまとめ
鳴嶋メルトはアニメ第3話で初登場し、劇中のドラマ「今日は甘口で」で主役の青野カナタ役を演じています。容姿は整っていますが演技力が低く、セリフが棒読みだったため大根役者と言われていました。
メルトはアニメ2期「2.5次元舞台編」でも登場します。「2.5次元舞台編」では、メルトの成長や過去なども描かれています。
メルトの声を演じてるのは、声優の前田誠二さん。前田さんの『【推しの子】』以外の出演作としては、『アルゴナビス from BanG Dream!』の的場航海役、『色づく世界の明日から』の山吹将役などがあります
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
アニメ『【推しの子】』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | Mother and Children | アイの愛、圧巻の作画 |
2 | 三つ目の選択肢 | 見事な重曹の舐めっぷり |
3 | 漫画原作ドラマ | ワルカッコいいアクア |
4 | 役者 | 『今日あま』作者の涙… |
5 | 恋愛リアリティーショー | 色々とガチなぴえヨンダンス |
6 | エゴサーチ | 眼前で検索ワード読上げの暴挙 |
7 | バズ | あかねの壮絶な演技力… |
8 | 初めて | アクア、1話で3人オトす |
9 | B小町 | 本気が過ぎるかなPV |
10 | プレッシャー | ぴえヨンの地声、ガチイケボ |
11 | アイドル | 赤子の頃と変わらぬオタ芸 |
12 | 東京ブレイド | 姫川とかな、迫真の掛け合い |
13 | 伝言ゲーム | 原作者、脚本家にバチギレ |
14 | リライティング | 師匠と弟子の修羅場 |
15 | 感情演技 | ホラーすぎるゴローの影 |
16 | 開幕 | 迫真の「一緒に殺してあげる」 |
17 | 成長 | メルト覚醒! |
18 | 太陽 | ホラーみ溢れるあかね |
19 | トリガー | かな覚醒の瞬間 |
20 | 夢 | アイが死ななかった世界 |
21 | カイホウ | アクアの目から星が消える |
22 | 自由 | アイの墓に現れたカミキ |
23 | 再会 | ルビー、故郷で絶望の対面 |
24 | 願い | ルビーが見せた漆黒の意志 |