将棋の伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第5局は8月23日、挑戦者の佐々木大地七段（28）が前日に封じた46手目が開封され、午前9時すぎに藤井聡太王位（竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、21）の手番で再開された。
4連覇を目指す藤井王位に、タイトル奪取を狙う佐々木七段が挑戦する今期のシリーズ。藤井王位の3勝、佐々木七段の1勝で迎えた本局は、「横歩取り」の戦型が志向された。互いにとって勝負所を迎えており、1日目は陣形整備からじりじりとした展開に。後がない佐々木七段は深く頭を垂れて悩まし気な表情を見せるなど2時間を超える長考の末、22日午後6時にそのまま封じ手の定刻を迎えた。
指し掛け時点では形勢に大きな差はなく、ABEMAの「SHOGI AI」は互角を表示。持ち時間は佐々木七段が1時間多く消費しており、この差が2日目の対局にどのように影響するか。1日目は両者ともに慎重な進行となったが、2日目からは激しい戦いとなることが見込まれている。
徳島県徳島市の「渭水苑」を舞台に行われている第5局で藤井王位が防衛4連覇を決めるか、佐々木七段が前局に続き連勝を飾るか。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
