【MLB】エンゼルス3-7レッズ(8月23日・日本時間24日/アナハイム)
ダブルヘッダー1戦目に「2番・投手」として先発出場しながら腕の違和感で途中交代した大谷翔平選手が、交代劇からわずか4時間後に行われた2試合目に「2番・DH」で先発出場。3打席目にツーベースを放つなどフル出場で5打数1安打をマークする鉄人ぶりを発揮したが、チームは第1試合に続いて逆転負け。エンゼルスは4連敗で借金61勝67敗、借金6となった。
大谷はダブルヘッターの1戦目に「2番・投手」で先発。1回表を2奪三振で三者凡退、その裏の第1打席に今季44号2ランを放つ最高の立ち上がりを見せた。しかし直後に2回表途中に緊急降板。球団は降板の理由を「腕の疲労」と発表していた。試合後、大谷が検査を受けているとネビン監督も言及しており、第2試合への出場は不透明なままだった。
それでも、2戦目のラインナップに大谷の名前が発表されると、SNSなどを中心に驚きの声が挙がった。出場するだけでも驚異のタフネスぶりだが、第2打席にはセンターへ鋭い打球を飛ばし(記録はセンターライナー)、第3打席にはライト前へのヒットを快足を飛ばしてツーベースにするなど、元気な姿をファンに見せつけた。
しかし、エンゼルスは2回に先制点を挙げるも3回に同点に追いつかれ、4回にはマクレーンのタイムリー、スティーブンソンのツーランで3点を勝ち越される。
5回に大谷のツーベースなどを足掛かりに2点を返すも、勝負どころの8回に再び3点を奪われ、レッズとの3連戦で3連敗。ハリケーンの影響などでこの1週間で二度、ダブルヘッダーが組まれる過密日程ではあるが、8月はこれで5勝16敗。ワイルドカードでのプレーオフ進出も絶望的な状況になっている。
大谷自身はこの日の第1試合でリーグトップ独走の44号アーチ。試合開始時点で打率、本塁打、打点の打撃3部門でトップ3と三冠王も狙える位置にいる。ホームラン王はほぼ当確な状況だけに、今後は個人タイトルをいくつ獲得できるか――も焦点になりそうな気配だ。
ネビン監督が言及した「腕の検査」の結果は気になるところだが、少なくともバッティングに関しては心配を払しょくするプレーを見せた。多くのファンが安堵するとともに、改めて大谷の怪物ぶりを実感する一戦でもあった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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