「藤井聡太竜王・名人はここからまだ伸びる。ピークいつなん!?」永瀬拓矢王座に若き絶対王者が挑戦する注目シリーズ開幕前につるの剛士が熱弁
【映像】永瀬王座と藤井竜王・名人が激突する王座戦の見どころを語るつるの剛士

 将棋永瀬拓矢王座(30)に藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が挑戦する第71期王座戦五番勝負が、8月31日に開幕した。今期のシリーズは永世称号の「名誉王座」と前人未踏の「八冠制覇」をかけた全将棋ファン注目のシリーズとあり、将棋親善大使でアマ三段の俳優・つるの剛士にとっても心躍る五番勝負だという。21歳の若さで将棋界の全タイトルを手中に収めようとしている藤井竜王・名人について、「この時代が生み出したスーパースターで、ここからまだ伸びる。ピークいつなん!?」と熱く語った。

【映像】永瀬王座と藤井竜王・名人が激突する王座戦の見どころを語るつるの剛士

 つるのと将棋の出会いは小学生時代。25歳の頃から本格的にその魅力にはまり、「将棋歴は25年くらい」だという。以来、特に棋士の戦う姿に惚れ込み羽生善治九段や谷川浩司十七世名人の写真集なども集めるほどに。都内の道場で腕を磨き、現在の棋力はアマ三段の実力だ。芸能界やメディアを中心とした普及活動の実績が認められ、2014年には日本将棋連盟から将棋親善大使を委嘱された。

 大使として将棋界とファンの架け橋となるべく、全国を飛び回る多忙な日々を過ごすつるの。今期の王座戦五番勝負は「歴史に残る、教科書に載るような戦いになることは間違いない」と言い、「そんな瞬間を我々が生きている間に見ることが出来るというのはすごいこと」と強調していた。

 つるの剛士(以下、つるの) 「将棋の世界は、記憶力などを踏まえて年齢とともに実力が落ちると言われているんですよ。そんな中でも、50代の棋士の皆さんは羽生先生を中心に第一線で活躍されていらっしゃいますよね。羽生先生が七冠を獲得されたのは25歳の時。そこから(タイトルを)維持し続けて、永世七冠も獲得されましたよね。そして今なおタイトル戦で戦われている。

そう考えると、藤井先生は今21歳で、これからまだ強くなるんですよ。まだ余白があるって…ヤバくないですか!?ここから藤井くんまだ伸びるんですよ。ピークいつなん!?ってなりますよね(笑)」

 つるのは、将棋界での破竹の勢いで飛躍を遂げる藤井竜王・名人の人柄にも注目。自身の21歳の頃と比較し、「人格者」と若き絶対王者に惚れ込んでいる様子だ。

 つるの 「自分の21歳の頃は芸能界に入って数年くらいで、右も左もわからなかった。『ウルトラマンダイナ』(主人公のアスカ・シン役)になる前で、本当に生意気でしたし(笑)」

 さらに、2022年に幼稚園教諭二種免許を取得、さらに保育士試験にも合格し、教育者としての顔を持つつるのとあり、「どうやったらこんな子が育つんだろうと興味ありますよね」と興味津々の様子だった。

 つるの 「僕らはもう、ただ天才を口を開けて見てるだけですね。藤井竜王・名人は、この時代が生み出したスーパースター。野球界の大谷翔平選手もそうだし、ボクシング界の井上尚弥選手もそうですが、20代のゴールデンエイジがどんどん出てきてくれていることは、未来が明るいなと思うし希望が持てますよね。そしてその反面、自分も頑張らなければと思うし、本当に勇気がもらえますよね。感謝です」

 将棋史はもちろん、社会現象として多くの人の記憶に刻まれるであろうその五番勝負がきょう開幕した。歴史的シリーズを制するのは永瀬王座か、藤井竜王・名人か、第1局の進行から目が離せない。

ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】永瀬王座と藤井竜王・名人が激突する王座戦の見どころを語るつるの剛士
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【中継】第71期 王座戦 五番勝負 第1局 永瀬拓矢王座 対 藤井聡太竜王・名人
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