リプレーでも判別不能！“際どすぎる内野ゴロ”で打者と投手がまさかの“議論” MLBで長い検証→チャレンジ失敗の一部始終が話題に

【MLB】レッドソックス 4－7 アストロズ（8月30日・日本時間31日／ボストン）

「どうなるだろうなぁ……」ほんの数分前まで対戦していた投手と打者が試合中にまさかの談笑を見せた。吉田正尚外野手が所属するレッドソックスはアメリカンリーグ西地区3位のアストロズと対戦。ともにワイルドカード争いの真っただ中で負けられない戦いとなっている一戦だが、アストロズのマコーミック外野手が放ったゴロの判定に対し、長いチャレンジタイムの間の両軍選手の様子が注目された。

【映像】“際どすぎる”リプレーとチャレンジの一部始終

　7回表のアストロズの攻撃、先頭打者のマコーミックはこの回からマウンドに上がったレッドソックスのマーティン投手と対戦。ストライクゾーンにガンガンボールを投げ込んでくるマーティンに対し、マコーミックは4球目以降すべてカットしてファウルにするなど、持ち味の粘りを見せる形となった。

　そしてカウント1-2から投じたマーティンが投げた8球目、真ん中に来たシンカーをマコーミックはスイング。打球はサードへボテボテのゴロとなったが、球足が遅く、内野安打にもなりうる当たりに。これをレッドソックスのサード、デバース内野手は素早く捕球して矢のような送球を見せたが……審判の判定はセーフに。

　あまりに際どい送球だったため、この判定に対しアストロズベンチはすかさずチャレンジを要求。中継では一塁へと全力で駆け抜けてくるマコーミックと、デバースからの送球に対して身体を伸ばしながら捕球したファーストのカサス内野手がたびたび映し出された。

　注目したいのは審判が集まり、ビデオをチェックしている間のこと。デバースをはじめとしたレッドソックスの内野陣が集まっている中で、投手のマーティンは打ったマコーミックと仲良くおしゃべり。投手と打者が試合中に会話するシーンはあまり見られないだけにMCのDJケチャップ氏も大いに注目していた。

　チャレンジの結果、デバースの送球がマコーミックの脚よりもわずかに速かったとして判定通りアウトに。アウトとコールされた瞬間、アストロズのベイカー監督は首を振りながら下を向き、デバースはニコニコしながらプレーに戻っていった。

　この一連の流れを見ていたファンからは、「楽しそうで良し」「仲良し」とマーティンとマコーミックの仲睦まじさにほっこりとした様子のコメントが見られた。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）