将棋の永瀬拓矢王座(30)に藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が挑戦する第70期王座戦五番勝負が8月31日、神奈川県秦野市の「元湯陣屋」で第1局の対局を行っている。注目の“勝負メシ”には、両者ともに名物のカレーを注文。ABEMAの中継には、女将の宮崎知子さんが出演し“幻メニュー”のこだわりを紹介した。
5連覇で永世位の「名誉王座」獲得を目指す永瀬王座と、全八冠制覇を狙う藤井竜王・名人が激突している注目のシリーズ。開幕局は数々の名局が生まれた“将棋の聖地”で、棋史に残る事件の一つ“陣屋事件”の舞台となった地でもある「元湯陣屋」で行われている。陣屋と言えば、「カレー」が名物。米長邦雄永世棋聖がオーダーしたことで対局メニューに加えられるようになったと言われており、数々の棋士が味わってきた。
中継には、女将の宮崎さんが出演。「注目度の高さを実感。内心ドキドキしていました」と対局を表から影から支える緊張感を伝えた。さらに、永瀬王座、藤井竜王・名人ともに“勝負メシ”に名物カレーの注文を受けたことにも触れ、「今回は定番のビーフに加えて、久しぶりにシーフードが復活しました。お二人とも『一口ずつ両方』と承りました」と宿自慢の逸品の注文に笑顔を見せた。
さらに、中継カメラには調理中の厨房の様子も。宮崎さんは「カレーはシンプルで、野菜をふんだんに煮込んでいることがこだわりです。大鍋で仕込むのに玉ねぎを100玉以上使って、飴色になるまで煮込んでいます」と紹介した。対局者が好んで食べる名物メニューとあり、近年では一般のお客様からも注文に関する問い合わせが多く寄せられているという。「たくさんのお客様にご要望を頂くようになりまして、ご宿泊いただいた方のルームサービスで提供できるようにいたしました」とコメントしていた。
貴重な調理風景に、視聴者も興味津々。「うひょー」「エビが豪華だ」「食いてえ」「一度でいいから食べてみたい」「これは丁寧な仕事」「両方食べたいよね」「贅沢だなあ」「宿泊者限定か~」との声が多く寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)