【MLB】カブス8-2ジャイアンツ(9月6日・日本時間7日/シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が「6番・ライト」で先発出場し、4打数2安打3打点の活躍で、チームの勝利に貢献した。鈴木は2日前に15号ソロを含む2安打3打点、前日には2試合連発の16号2ランを含む4安打3打点と打ちまくっていた。4試合連続マルチで、その4試合は18打数10安打9打点で2本塁打、打率.556と手がつけられない状態だ。
【映像】鈴木誠也、満塁から3点タイムリー二塁打(50秒ごろ~)
MLBの世界に「ストロングフィニッシュ」という言葉がある。日本語に置き換えるならば「終わり良ければ全て良し」。シーズン最終盤で活躍して終えることが大事というニュアンスで使われることが多く、オフに契約を控えている選手にとってもシーズン前半で活躍するよりも、後半に活躍した方が、地区優勝やポストシーズン進出を争う大事な試合の割合が増える分、評価としても高くなると言われている。9月に入り絶好調で打ちまくる鈴木は、まさに今「ストロングフィニッシュ」に向けて爆走中と言っていいだろう。
今季の鈴木は、強い打球であることを示すハードヒット率はエンゼルス・大谷翔平投手やレッドソックス・吉田正尚外野手といった他の日本人強打者をしのぐほどの数値を出していたが、不運にも野手の正面を突くことも多く、思ったような成績が残せていなかった。月間打率は5月に.319と好調だったが、翌6月は一転して.177。7月も.240と振るわなかった。
ところが8月に入り状況は大きく変わった。今季2度目の月間3割超えを果たす.321と打ちまくり、そして絶好調の9月はこの日の試合を含めて.448。後半戦に突入したのが7月中旬であることを考えれば、まさに後半戦になってから調子を一気に上げてきた印象だ。
春先から打ちまくり、既にア・リーグの本塁打王当確とも言われる大谷は、右肘靭帯損傷により残り試合で投手として登板できず、また右脇腹を痛めて3日連続で欠場となった。吉田も復調の気配は少しずつ見せてはいるが、打率3割復帰を前に足踏みが続いている。メジャー2年目、前半戦は大谷・吉田の2人に大きく差をつけられていた鈴木が、ここに来ての猛追で、チームの地区優勝争いの中でも重要なキーパーソンになっている。残り1カ月足らず。鈴木の「ストロングフィニッシュ」はどこまで強烈なものになるか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・国内OTT史上初の“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性