女子ムエタイで強烈なバックハンドブローを顔面に被弾した選手がロープまで吹っ飛び、スタンディングダウンを宣告される衝撃シーンが発生。その後も目尻をカットし、流血しながらもニヤニヤと笑みを浮かべて戦いに向かう姿に実況アナも「笑ってる!」「スイッチ入った」とドン引き。決して折れない闘争心にファンからは「これは女子の試合じゃない」「まるで武尊みたいだ」と反応が相次いで寄せられた。
8日、タイ・バンコクで開催されたONE Championship「ONE Friday Fights 32」。ハンナ・ブレイディ(イギリス)とナタリア・ディアチコワ(ロシア)の試合は“超”乱打戦に。3ラウンド通して繰り広げられた激しい打撃の応酬はディアチコワに軍配が上がった。
ブレイディは欧州で数々のタイトルを獲得したキャリア10年のベテランで、ONEデビュー戦でも1ラウンドKO勝利を収めている実力者。対するディアチコワも対戦成績が28勝4敗と大きく勝ち越しており、ONEでは2連続1ラウンドKO勝利。文字どおり“倒せる女子”同士の対戦だ。
1ラウンドは、ブレイディが前に出て強打を繰り出し、ディアチコワは下がりながらカウンターを狙う展開。ブレイディがアグレッシブな姿勢を見せるなか、第1ラウンド終了間際、ディアチコワも反撃し、ボディに強烈な連打を当てる。
2ラウンド、ブレイディの放ったパンチがディアチコワの目に指が入るアクシデントが発生。ディアチコワは顔を歪めてアピールするが、ブレイディは「私はやっていないわ」と強気にアピール。
すると試合再開後、両者の攻防はさらにヒートアップ。両者足を止めてボッコボコの殴り合い。両者ヒジを全力で振り下ろし、ブレイディのフルスイングの右フックは強力だ。壮絶な展開に「2人とも気持ちが強い」「すげえ試合」と大盛り上がり。ABEMA実況・小出アキラ・アナウンサーは「なんちゅう打ち合いだ!」と大興奮。
2ラウンド終了間際、ディアチコワが前蹴りと見せかけて体重がのったバックハンドブローを一閃すると、これがブレイディの顔面にヒット。ロープ際まで吹っ飛んだブレイディはダウンを宣告される。額をカットし鮮血が流れたが、なんとかこのラウンドを凌いで終了。ジェットコースターのような目まぐるしい展開に「これは女子の試合じゃない」「殴り合う動きが男のようだ」といった驚きの声が多数上がった。
3ラウンド開始前、ダウンを喫したブレイディは笑顔でリングへ向かう。この何気ないワンシーンに実況アナは「笑ってる!」と引き気味にコメント。視聴者からも「笑ってるぞ」「二人ともヤバいな」「武尊みたいだ」と次々に反応。壮絶な試合は3ラウンドの末、終始積極的だったブレイディが3-0の判定でディアチコワに勝利した。
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