ピリッとした対局中の表情から一変、幸せオーラをスタジオ中に振りまいた。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」本戦トーナメント準決勝・第1試合、チーム永瀬とチーム天彦の対戦が9月9日に放送された。大激戦の末、チーム永瀬が最終スコア5勝2敗で勝利し、3大会ぶりの決勝進出を決めた。チームの一員として奮闘し、対局中の真剣な表情が印象的な本田奎六段(26)だが、エンディングで愛妻・山根ことみ女流二段(25)へのメッセージを求められると空気が一変。相好を崩す様子に、ファンも「デレデレやんww」「よろけとるw」とツッコミを入れざるを得なかった。
【映像】加藤女流四段の“攻撃”に激しく動揺する本田六段(13分28秒頃~)
チーム永瀬と言えば、リーダーの永瀬拓矢王座(31)と勝ち頭の増田康宏七段(25)の“鉄の絆”がチームを支えているが、今期は本田六段がメンバー入り。苦しい局面でも気持ちを切らすことなく、コツコツと勝ち星を積み重ねてチームの勝利に貢献してきた。プライベートでは今年4月に山根女流二段と結婚。同学年同士の人気棋士&女流棋士のカップルに、多くの祝福の声が寄せられていた。
準決勝のチーム天彦戦では、2局を担い1勝1敗。「どちらも中盤で力の差を感じる内容だったので、そこは反省していきたい」と決勝までの課題を口した。番組エンディングということもあり、すでに頭の中は振り返りから次戦の決勝戦へ。司会の加藤桃子女流四段から「決勝ではどのような活躍をお見せしたいでしょうか?」との質問に回答しようとしていた本田六段だったが、加藤女流四段は「奥様に!」と鋭い“一手”が繰り出された。
まさかのタイミングでの“攻撃”に、本田六段はタジタジに。チームメイトの前ということもあり、驚きと照れ笑いの表情で「そうですね…ハイ…(笑)」を繰り返し、「今大会は勝ち越しをしていないので、ひとつでも多く勝って良いところを見せられたらなと思います」と何とか返答した。しかし、加藤女流四段は攻撃を緩めない。さらに「山根女流に届くといいですね!」と重ねると、消え入りそうな声で「そうですね(笑)。急なボールでビックリしました」と顔を真っ赤にしていた。
新婚のハッピーオーラ全開の表情に、ファンも幸せをおすそ分けを受けたようで、「デレデレやんww」「かとももちゃんぶっ込みすぎw」「よろけとるやんw」「惚気るなー!」「めっちゃいじられるやんw」「カトモモの剛速球w」「本田くん決勝頑張れー」と多くの反響が寄せられていた。
◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)