将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が挑戦する第70期王座戦五番勝負が9月12日、神戸市の「ホテルオークラ神戸」で第2局の対局を行っている。ABEMAの中継には増田康宏七段(25)が出演し、永瀬王座の圧倒的な研究量の裏側を語った。
永瀬王座の「名誉王座」獲得か、藤井竜王・名人の「八冠制覇」か。大注目の中で行われている本シリーズは、開幕局で後手番の永瀬王座が勝利。5連覇に向けて好スタートを切った。将棋に対するストイックな姿勢から「軍曹」「研究の鬼」とも呼ばれる永瀬王座だが、膨大な研究量が第1局の超難解な中終盤を競り勝った原動力であることは間違いない。
永瀬王座の研究仲間でABEMAトーナメントではチーム永瀬の一員として多くの時間を共有する増田七段は、「永瀬王座は毎日研究会をしている」とその日常を語った。第2局の前日の移動日にも研究会が行われていたと言い、「お昼くらいに(神戸に向けて)移動だったと思うんですけど、朝8時~11時終了で研究会をやっていたんですよね」と寸暇を惜しんで研究に時間を充てていることを明かした。
公式戦やタイトル戦翌日にも午後から研究会の予定を組んでいると言い、「休みはないかもしれない」。さらに、「対局前の研究会は理解できますが、2年前に王座戦のタイトルを防衛した翌日にも研究会を入れていて、『今日はいいじゃん!』と思いましたね。本当にストイックですよね」と驚いたエピソードも語った。
永瀬王座の圧倒的な将棋への熱意と底なしの体力に、ファンからも「やべえなw」「タフだなあ」「マジで鬼やん」「体力も才能だと感じる」「努力できるのも才能」「研究の鬼すぎる」「休んで!」と多くのコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)