<大相撲九月場所>◇三日目◇12日◇東京・両国国技館
三段目二十四枚目・三島(鳴戸)と三段目二十二枚目・有瀬(時津風)の一番で、土俵際に追い詰められた三島が、必死にエビ反りになって粘り、まさかの逆転勝利を収めた。
175センチ・93.9キロと力士としては細身の有瀬は、立ち合いから三島の力強い突き押しに防戦一方。なんとか少しでも粘ろうと土俵を丸く使いながら残し続けていた。すると、いよいよ苦しいかというタイミングで、右手を一瞬まわしにかけて引っ掛けるような投げ。目標を失った三島が土俵下へと落ちていくところ、有瀬も両足を俵にかけて目一杯にエビ反り。両者ともに残せる状況ではなく、どちらが土俵を割るのが先かという微妙なタイミングになった。
それでも有瀬は体の柔軟性を活かしてぎりぎりまで背中を反らせると、先に三島が土俵下へ。九分九厘、負けを覚悟した場面からの大逆転勝利になった。絶対に諦めない姿勢が生んだ一番に、ファンからは「のこった?!」「マトリックス」と、次々とコメントが殺到していた。なお、決まり手は「上手投げ」で有瀬の勝ちだった。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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