将棋の永瀬拓矢王座(31)に藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が挑戦する第70期王座戦五番勝負が9月12日、神戸市の「ホテルオークラ神戸」で第2局の対局を行っている。夜戦に突入し白熱の終盤戦が繰り広げられている中、窓の外では汽笛が響き渡る場面も。神戸対局ならではの“音の演出”に、視聴者からは「さすが神戸対局」「港町だねぇ」の声が寄せられた。
永瀬王座の「名誉王座」獲得か、藤井竜王・名人の「八冠制覇」か。注目のシリーズ第2局は、角換わりの出だしから難解な中盤を経て白熱の終盤戦へと突入している。開幕局で先勝した永瀬王座、本局で是が非でも追いつきたい藤井竜王・名人にとって重要な第2局とあり、両者は深い前傾姿勢で盤上をにらみ続けていた。
午後8時を過ぎた頃、窓の外に突如として汽笛の音が響き渡った。本局の舞台は神戸のウォーターフロントに建つ「ホテルオークラ神戸」。日中は六甲の山並みや港を行き交う船の様子が一望でき、夜間は市街地の美しい夜景が魅力の最高級ホテルだ。対局中の両者は、もちろん美しい景色にも汽笛にも一切動じる様子もなく盤上没我。耳をぴくりとも動かさずに読みを深めていた。
対局の様子を見守るファンは、汽笛の音に注目。「素敵な場所なんだろうなぁ」「さすが神戸対局」「港町だねぇ」「汽笛も応援してるぞ」「いい雰囲気」「風情があるのお」と神戸対局ならではの“音の演出”も楽しんでいる様子だった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)